日光植物園1 |
古今集から
年を経て 住みこし里を 出でて去(い)なば
いとど深草 野とやなりなむ 在原業平
(意)何年もずっと住んで来た里を去ったなら、ますます草が深く茂り、深草の里は草深い野となるだろうか。
野とならば うづらと鳴きて 年は経む
かりにだにやは 君は来ざらむ 読み人知らず
(意)ここが草深い野となったなら、私は鶉になって何年も鳴いていよう。かりそめに、狩のついでにでも、あなたが来ないとも限らないから。
伊勢物語百二十三段では「深草に住みける女」へ業平が詠い掛けています。深草の里に住んでいた業平が、京へ上ることになり、近所の人に贈ったという、別れの挨拶の歌。土地の名に寄せて、自分が去った後の相手の寂しさを言外に思いやっている。これは男女の関係が有ったのでしょうか?
P.S.
☆麻生財務相発言 ナチスにどう改憲を学ぶのか(8月3日付・読売社説)
あの読売の社説です!憲法改正論に近い新聞社です。少々ビックリしました。どうも安倍政権は右傾化に拍車をかけているのでしょうね。安倍総理は「安倍政権としてナチスを肯定的に捉えることは断じてないし、あってはならないことだ」と発言をしていますが、世界からは袋叩きにあうでしょう。内閣法制局長官に憲法改正論者の外交官が就任する事になったのもおかしな話で麻生副総理の話と両方ともに安倍政権の本質を表すものなのでしょう。内閣法制局長官は憲法の守護者とも言われ公正中立であることが求められていて長官の国会での発言が内閣の憲法解釈を規制するものなのです。無色であるべき重要な内閣法制局長官に改憲論者の安倍総理の仲間の外交官を使うとは言語道断です。
麻生副総理の発言で「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうかね」との発言は考え方が根本から間違えています。ワイマール憲法はナチス政権下でも生きていました。ただし1933年1月のヒトラー内閣成立直後の3月にドイツ国会で「全権委任法」が可決されたのです。怖い事には一応これも議員の2/3の賛成で成立をしたのです。これがナチスが全権を把握した根本で世界を不幸のどん底に落とした事件の始まりでした。日本も安倍総理は極右の総理大臣です。気を付けないといけません。当然ドイツ国内で反対の意見は多かったのですが政治的駆け引きに優れたヒットラーが強引に押し切ったのです。そのためにドイツ国内では大論争となり反対派に多くの逮捕者をだしましたがナチスは突撃隊などを使って強引に抑え込みました。ヒットラーとナチスは「全権委任法」により大統領の承認や国会の制約も受けずに国を支配することが可能になったのです。当初は時限立法だったのですが、反対派を徹底的に弾圧を行う事で更新が繰り返され、ナチス独裁に正当性を与える法的根拠となったのです。ナチスによるユダヤ人虐殺も全権委任法で合法とされたのです。ナチスはユダヤ人迫害のための法律を次々に施行しました。同法成立直後の4月には、非アーリア系(ユダヤ人)の公務員らを強制的に退職させる法律も制定され、ユダヤ人の社会権・生存権を否定する立法・政令は完全に合法的に成立をしたのです。反ユダヤ法の最たるものは1935年のニュルンベルク法で、ユダヤ人からあらゆる権利を剥奪しました。全権委任法は国会としての立法府の機能がナチス政府に移り何でも勝手に法律を作る事が出来たのです。ワイマール憲法は理想的な憲法と言われてきましたがその中で危機に際しての国家元首の権限を拡大する緊急命令発布権を認めていたのです。それが全権委任法なのです。古代ローマ時代に国家危機の時に元老院の干渉を受けず執政官(国家元首)が全権を握る事が何度も起きています。国家存亡の時には臨時の最高官職であるディクタトル(独裁官)を指名する定めがありました。古代ローマ時代にナチスの「全権委任法」の原型を見る事が出来るのです。どんなに完全な憲法を持っていても必ず抜け道があるのです。第2次世界大戦時の日本の東条英機も行政権の責任者である首相・陸軍軍政の長である陸軍大臣・軍令の長である参謀総長の三職を兼任し絶対的な権力を握りましたが、これにより批判が逆に強まり徐々に権力が低下して行きました。東条英機の三権兼任が日本を敗戦へ真っ直ぐに歩ませたのです。
麻生副総理や最近の極右と見られる自民党の閣僚たちに共通する歴史観があるのではないかと勘繰りたくなります。たぶん安倍政権内部でナチスが権力を握る過程を研究している人達がいて麻生副総理はそれを聞きかじったのでしょう。やはり日本の安倍政権は危険な政権と言えるでしょう。麻生副総理は辞職を否定しています。今後世界中から「ナチス=安倍政権」とされて攻撃を加えられるでしょう。一番喜ぶのは中国と韓国でしょう。困るのはアメリカです。ケネディ次期駐日大使は政治経験も外交経験もない典型的なリベラル派です。ナチスや日本の軍部の様な極右全体主義的な国家を人一倍憎むでしょうし、日米両政府の重要な接点として政治的な駆け引きが出来るとは思えません。
☆筆洗
どうも日本の極右翼は考え方の根本が間違えていると思います。何時でも戦争が出来る状態に日本を置く事が日本が尊敬される国になる早道だとでも思っているのでしょうか。戦前に時計を戻そうと考えているのでしょうか?
☆消費増税「慎重論」は危険だ 国債の暴落招く可能性高い (2ページです)
大前研一氏の意見は正しいです。アベノミクスは景気刺激と財政規律の両方を解決する事が目的でした。大胆な構造改革はまだ色すら見ていません。口先だけでは景気は動きません。これでは来年の消費増税まで間に合いません。これだけでアベノミクスは破綻をします。いや、もうすでに破綻をしています。来年の消費税を景気が悪化しようとここまで来たからには上げるしかありません。安倍政権の無策です。
☆スモールオーバーラップ 新衝突実験でトヨタ車ほかアノ人気車が最低評価 アメリカで始まった現実に即した試験とその結果に迫る (6ページです)
私のいまのっている車はスバルのNewフォレスターで今年11月に車検です。11月までには7万キロ近く乗っているので本当は新しい車に替えたいのですが、どうもこれと言う車がありません。あっても納車かなり時間がかかる車ばかりです。とりあえず車検を更新してゆっくりと探す積りです。しかし車の安全性はここのところ大きく考え方を変えさせるほど変化をしているようです。今まで免許を取って車を運転を始めて48年になります。免許を取ってすぐに車の運手が必要でした。過去、2回だけぶつけられましたがいずれも貰い事故で相手側の保険で修理をしました。自分で車をぶつけて修理をした事はありません。したがって車の保険は昔に車のフロントガラスを石で割られて保険で修理した事が10回近くありました。昔はフロントガラスの破損は保険にも最低保証があり1万円程度は自己負担とされる時期がありました。いまは全部保険で求償され点数も減点されません。現在のNewフォレスターの保険の前回の更新で毎年下がるはずの保険料が上げられました。理由は保険会社の調査では事故率が高い車なのだそうです。妻が使っているPoloは保険料が下がっているのです。どうも納得が出来ません。私もだんだん年を取ってきて動態視力などが明らかに落ちてきています。それだけに運転は慎重になっています。次の車はしばらく待って安全で燃費の良い車を選びたいと思います。
☆「ボケない、寝たきりにならない」小さな習慣 (5ページです)
この記事は必読ですね!
☆原発輸出:国民負担に直結 国のリスク不十分な説明
茂木大臣の国会での「(海外で事故があっても)日本が賠償に関する財務負担を負うものではない」との発言は酷いものです。原子力安全条約では確かにそうなのでしょうが、日本は福島第一原発事故の原因もまだ何も究明されていないのです。そもそも廃炉自体が本当に出来るのか分からない状態で原発を輸出しようとは狂っているのではないでしょうか。
☆復興費1兆円 宙に浮く 不適切使用 懸念
中央官僚が予算を握るとこんな事になります。復興大臣を現地に貼り付けて各自治体から人を出してもらい新たな組織を作り必要とあれば地域限定の私権の制限や警察権などの強権を持たせるべきだと思います。場合によっては被災地の知事を復興大臣に指名するのも良い方法だと思います。再び中央官僚に財布を持たせれば今回は見つからない様に巧妙に隠されて使われてしまいます。使ったものは返金する必要が無く、おまけに処分もないときてはこんな美味しい話はありません。
☆女性をホテルに連れ込んだ裁判長ら停職 中国、調査を開始
今までこんな事が普通に行われてきたのでしょう。いまは簡単に盗撮や盗聴機器が手に入るようになり、告発にインターネットを使えば簡単に出来る時代に中国はなりました。今後もこの手の話は後を絶たないでしょうね。
☆金正恩氏、穏健派×強硬派の対立で板挟みに! 転機は参謀長の粛清 (2ページです)
一種の宮廷闘争なのでしょうが、負ければ粛清即刻銃殺刑です。生き残るのは大変です。北朝鮮内部で何が起きているのかわかりませんが、中国はある程度の情報を握っているのでしょう。しかし北朝鮮の人民軍の幹部クラスの人民解放軍へ留学経験者がすでに粛清されていて北朝鮮の軍事情報がどれだけ中国人民軍に入っているかが分かりません。
☆真夏のロケットショーに過去最高5千人 H2B打ち上げ
素晴らしいく綺麗ですね!
靖国神社を参拝する閣僚も含めこの方達の歴史観や国際常識は旭日旗を振り回すバカと大同小異と思います。
読売新聞の渡恒は戦前は最左翼でした。それが正反対になり政治家と結びついて新聞社の権威を笠にきてやりたい放題でした。父は左翼でしたが渡恒と違って穏健派でした。政治家になり渡恒の嫌がらせは酷かったです。極左から極右への方向転換でした。世渡りが上手い人なのでしょう。読売は渡恒の意向に従うのが昔からの方針でした。当然、安倍総理のバックなのです。その新聞社が???ビックリですね!渡恒の影響力が落ちたのならば日本の未来にとって大慶なのですが!
この日は植物園の外で小鹿と遭遇しました。