古河総合公園の古代蓮1 |
しかしせっかく手に入れた油田地帯でしたが、日本海軍には輸送船団の護送艦隊と言う考え方は非常に低く、大艦巨砲主義での艦隊決戦と言う思想に凝り固まっていました。一方のアメリカは海軍の潜水艦部隊により太平洋の日本の通商を破壊すると言う考え方が基本にありました。輸送船に満載され南下した日本兵も戦わずして多くの輸送船とともにアメリカ潜水艦によって沈められ海の藻屑となったのです。インドネシアから日本へ向かうタンカーはアメリカ軍の潜水艦の待ち伏せ攻撃で沈められました。当時の日本軍部は源平の戦いの一騎打ちの思想が根底にあったのです。特に陸軍の大学では「一の谷の戦い」や「桶狭間の戦い」を教本としていました。いずれも小が大に勝つ戦いですが現実離れをしている戦争でした。一方のアメリカは物量で戦争をする普通の戦争を行ったのです。日本は負けるべくして負けたのです。私の父は軍属として上海の陸軍の外郭貿易会社の部長でした。職務上極秘情報にも一部接する事が出来、部下はほとんどが大学を卒業して銀行に勤めた人たちで銀行から出向をしてきた優秀な人材だったそうです。開戦前から極秘で日米が戦った時の両国の経済力の分析をしていたのだそうです。開戦の日にラジオ放送を聞きながら全員がこれは間違いなく負ける戦争だと話していたそうです。
第2次世界大戦と言われるこの戦争は多くの非戦闘員が戦闘に巻き込まれ沢山の死者を出したのです。日本ではアメリカ空軍の無差別爆撃で一晩で多くの非戦闘員が殺されました。そして広島長崎の悲劇です。戦争中の日本軍人の死者は2,120,000名、一般国民の死者は500,000〜 1,000,000名とされています。非戦闘員の死者数はいまだに正確な数字は分かりません。理由の一つとしては空襲により戸籍原本が焼失してしまった事だと言われています。死者数は日本全国民の3.67~4.37%と言われています。そしていま日本は憲法違反の集団的自衛権によりアメリカの戦争の片棒を担ごうとしているのです。安倍は国会で限定的な集団的自衛権と言っていますが、そんな限定的な集団的自衛権はこの地球上には存在しません。安倍によって再び日本は戦争へ導かれて行くのです!日本の平和を守るための集団的自衛権とは大嘘です。日本を戦争へ導くのです!
7月16日の茨城県古河市の古河総合公園の大賀蓮です。カメラはニコンD800と24-120mm&70-200mm&2Xテレコンです。
ここの古代蓮は千葉市で発見された約2000年前の古代蓮の大賀蓮で千葉より分けてもらったそうです。古代蓮と言っても行田の行田蓮とは少し違うようです。大賀蓮は少し白っぽく花弁の先のピンクがやや色濃くなります。行田の蓮はピンクの色が濃く艶やかで、やや大型です。
三条西実隆の私家集「雪玉集(せつぎょくしゅう)」から
うきにおひて うきにまぎれぬ 蓮(はちす)こそ
もとの心の 花には有りけれ
(意)泥深い沼地に生息しながらもその泥に混ざってしまう事が無い、世の中の辛い事の中で成長しながらもその辛い事に心を捕われてしまう事が無い、蓮(仏道を求める心の象徴)こそが本来の人の心であるのだ。
古河総合公園は室町時代に古河公方の足利成氏が居住した鴻巣御所跡です。鎌倉公方として足利尊氏の三男足利基氏を関東の支配者として派遣したのですが、4代目の足利持氏が征夷大将軍になる夢を持ち関東地方は大混乱となりました。関東管領家の上杉氏の内訌もありました。結果、持氏の反乱は失敗し幕府に降服したのですが自害させられ、5代目に持氏の子供の成氏が鎌倉公方に任じられたのですが再び反乱をおこし破れて、鎌倉を脱出し古河に本拠を移し古河公方とよばれました。古河は水上交通の要衝で守りやすく攻めにくい地形で、北関東・東関東の豪族は下野国(宇都宮氏・小山氏・那須氏等)と下総国(結城氏・千葉氏等)の大豪族に古河公方の支持者が多く、関東の東半分近くを押さえていました。足利成氏は渡良瀬の下河辺氏の館を改修し古河城を築き古河公方の城としました。その後、室町幕府と和睦と戦を繰り返し100年以上も関東地方に平和な時代は長く続きませんでした。空席になった鎌倉公方として足利政知が京都から下って来ましたが、複雑な政情のため鎌倉に入ることができず伊豆国堀越(韮山町)に館を作り居住しました。これが堀越公方と呼ばれ、関東に2人の公方が同時に存在することになりました。堀越公方は足利茶々丸の時に北条早雲に攻め滅ぼされてしまいました。この辺の関東の大動乱の歴史については複雑怪奇で訳が分かりません。歴史に詳しいつもりの私も難しくって頭をひねります!この地は古河公方が古河城を築城して移るまで数年間の古河公方の本拠地でした。足利成氏の古河城移転後も鴻巣御所は存続していました。
古河公方の直系の娘で古河城主であった足利氏姫が豊臣秀吉の命により足利の一族の足利国朝(小弓公方・・・古河公方の分家)の正室となり、室町幕府を開いた足利本家を継ぎ喜連川藩を立藩しました。それにつれて古河公方の家臣団も喜連川(栃木県)に移りましたが、氏姫は古河城を出て鴻巣御所へ移り喜連川には行きませんでした。石高は5千石程度でしたが、藩として扱われ、江戸幕府の中で唯一の1万石以下での大名となり明治に至り子爵として続きました。家格は10万石並で御三家と同席を許され、大名としては最高の御所号を許された別格大名でした。しかし家臣団に内紛が多くお家騒動が起きています。家柄が家柄だけに幕府も頭を悩まし、普通の家ならばお家断絶なのですが、大老酒井忠勝、老中の松平信綱、阿部忠秋、阿部重次の4人が特別に評定に参加し第3代喜連川藩主喜連川尊信の幽閉を解き、幽閉をしていた家老の一色刑部以下を追放との裁定を出しました。これが「喜連川騒動」です。
喜連川藩は5千石ですが家格が10万石で常に資金不足に悩まされていた藩でした。参勤交代は免除されていたので収入不足は街道を通る参勤交代の大名から挨拶料を取る事で城下で床几に腰かけて大名を待ち構えていたそうです。特に伊達氏の仙台藩はお得意様だった様で、仙台藩が喜連川を避けて江戸城へ向かうと。喜連川の殿様は江戸城まで追いかけて行って江戸城で仙台藩主に嫌味を言ったそうです。恥をかいたのはどちらだったのか分かりません。
P.S.
☆8月15付「天声人語」です
・・・憲法や原発の問題で講演をやめようとしたり、展示を拒んだり。時の政権を刺激しそうなことは極力しない。公職者らの上目遣いが相次ぐ。意見がわかれ、議論をかわす。民主主義の面倒臭さをすっ飛ばすなら時代は逆流する・・・
☆戦後69年の言葉―祈りと誓いのその先へ
私の父は地方議会で非常に少ない与党の中で絶対多数を握る野党を相手に慎重にそして至る場所で話し合い説得を繰り返してきました。議会でも23時59分で時計を停めての徹夜議会も度々でした。それでも説得は諦めないで我慢比べの様な議会運営でした。「年なのだから身体の事を考えていい加減にしたら」と言った事がありますが、そんな事は大したことではない。とにかく話し合う事しか無いと頑張り続けました。安倍のように「見解の相違」と乱暴な言葉は口が裂けても言いませんでした。日本に本当の民主主義が根付けば安倍の様な男は現れないでしょう。危険な時代になりました。愚かな戦争を繰り返さないためにも日本国民は注意深くならなければいけないのです!
☆社説:8・15と戦争 記憶の継承の担い手に (2ページです)
昨夜の6チャンネル「ニュース23」「人間ではないことをした」シリーズ若者たちの戦争(6)~94歳・元日本兵の証言 なぜ私は語り続けるのか~を見ました。日本兵が中国で行った残虐行為を94歳の元日本兵がTVの中で淡々と語っていました。以前、日中国交回復直後、訪中団の一員として中国を訪れました。団長は県議会の議長でした。中国側から日本兵の残虐行為の話を聞きましたが、団長はその後部屋に籠ってしまいました。私が団長に呼ばれて話を聞くと団長は戦争中憲兵隊の下士官として中国にいたのだそうで、あらゆる悪い事をしてきたのでこのまま中国政府に拘束されるかも知れないと真剣に相談をされました。万一の時は、あんたのオヤジから周恩来総理に話をしてくれるかと言う事でした。青い顔をして震えているのです。戦争は人間を狂わせるものです!
☆部下なし女性管理職の増加は「職場が不幸になるだけ」と識者
どうも安倍政権の女性活用宣言は逆に混乱を深めるだけとなりそうです。
☆イスラム国が1500人性奴隷に=少数派女性ら―国連声明
オバマ大統領がイラク北部への空爆を許可したのには8月6日のアメリカ統合参謀本部議長のデンプシー将軍の説明を受けてから変化したと言われています。オバマ大統領を動かしたのは「大量殺りく」という言葉だったと言われています。イラク北部でイスラム過激派に追い込まれたクルド人ら少数派住民約4万人が山頂付近で孤立。住民は飲まず食わずの状態で、子供40人が死亡、過激派が女性を虐待しているとの情報も入っていた。人権重視をうたうオバマ大統領が現状を放置したままISISによる少数民族の大量殺りくが現実になれば、アメリカへの批判は免れないと考えたのでしょう。さらに過激派が迫るイラク北部のアルビルには米軍事顧問団が常駐し、産油地帯なのでアメリカ石油メジャーも進出して多くのアメリカ人やイギリス人もアルビルに住んでいるのです。8月7日朝からアメリカ国家安全保障会議(NSC)を招集しイラク北部への空爆を決断をしたのです。その決断の判断の中に1500名の性奴隷の話もあったのでしょう。そして8月5日にはアフガニスタンの首都カブール近郊にある陸軍士官学校で、アフガン兵士が国際治安支援部隊(ISAF)に銃を乱射し、米軍の少将1人が死亡しました。米軍が01年にアフガンに駐留して以来、戦死した最高位の米軍人で、アメリカのメディアはこの事件をトップ級で報じました。イラクでも過激派がイラク北部の軍事顧問団を襲えば、大変な被害を受ける事になりアメリカのマスコミの論調がオバマ批判に大きく変わる恐れもあったのでしょう。オバマとしてアメリカ中間選挙の事もあり空爆へ踏み切りざろうえなかったのでしょう。苦渋の決断ですが、ISISの快進撃を停める事は出来ないでしょう。イラクのマリキ首相は昨夜退陣を表明したそうです。イラク次期政権が無事に誕生出来るか?それすらもハッキリとしていません。時期政権はシーア派とスンニ派そしてクルドとの連合政権を目指すのでしょうが、ISISの問題もあり、そう簡単には行かないでしょう。
☆中国、景気刺激策による改善ほぼ皆無
世界中の経済が複雑化して各国の経済政策担当者の専門家でも効果的な手が打てない時代となっているのです。欧米が一時、アベノミクスに大きな期待を寄せたのはこの様な事情があったのです。今は完全にアベノミクスの化けの皮が剥がれて世界中が心配顔をして見ているのです。
☆中国共産党紙“異例”の反日ドラマ批判記事
だんだんと変わってくるのでしょう。しかし反日をTVドラマで教え込まれた人達特に子供達はそう簡単ではないでしょう。日本のように「鬼畜米英」と教え込まれ、その直後に「ギブミーチョコレート」とはいかないでしょう。忘れるのは日本民族の特徴の様なものです。
☆歴史も「コピペ」するのか
安倍は政治家としてはレベルが低い政治家です。それが権力を握ってしまったのです。自分と意見が違うものは切り捨てるのです。長崎の被爆者との会見で、集団的自衛権への危惧を述べた被爆体験者へ、見解の相違で片づけては議論も受け付けないと言う事です。安倍の広島と長崎での挨拶は心がこもっていない証拠です。安倍は自分の満足の為には戦争が必要だと考えているのでしょう。見解の相違とは話し合いを拒否して喧嘩をする時の言葉です。
☆「平和宣言」批判騒動 土屋議員は筋金入りの“被爆地嫌い” (2ページです)
戦前の言論弾圧を見るようです。だんだんと安倍をはじめとする極右の動きが表立って来ました。自分達と意見の違うものは話し合いよりもまず弾圧となるのです。
☆GDP大減速…消費税10%凍結必至 アベノミクス効果に陰り (3ページです)
それでも財務省は消費税を10%にするでしょう。消費が大幅に落ち込んでいるのです。ここで消費税が10%になればどの様になるかは明らかです。ますます消費が落ち込むでしょう。いくら政府が大本営発表を繰り返し、大手マスコミがその尻馬に乗って煽りたてても景気は正直にその時代を反映します。
☆実は死亡者多発 !? エコノミークラス症候群はなぜ起こる?空旅だけでない、夏のロングドライブにも用心を (2ページです)
長距離ドライブには気を付けないといけませんね。
☆帰省ラッシュで大混雑 「高速道路」「首都高」危ないポイント (2ページです)
災害は忘れた頃にやってくる!でしょう。
ここの場合は背景が良いので尚更引き立つようです。
古河総合公園の蓮田は割合大きくて周りを木々で囲まれています。大賀蓮は背が高く伸びていきます。
大変暑い日でした。割合人は少なかったです。蒸し暑い土地柄です。
涼しげな蓮の絵をありがとうございます。r憲法を守らない安倍政権は
民主主義のデストロイヤー、レッドカードで退場ですね。今日も暑い日
でしたが、くれぐれも健康にはご留意ください。
本当に安倍は救いようがない馬鹿です!
今日は、記事とは関係ない事ですが書かせて頂きたいと思いました。
この時期、日本全国各所で花火大会が行われて居ます。
我が大田区でも本日多摩川の河川敷に於いて、行われました。
その最中にかなり危険な場面が感じられました。
それは、花火大会の場所は事前に各関係者に知らされて居ると思いますが、打ち上げられる場所の真上に一機のヘリが進入して来たんです。
最初は、遠巻きに旋回してましたが何故か?打ち上げ場所に飛行して来て横断して行きました。
花火はヘリが通過して約5秒後に上がって居ます。
あのヘリは、何の?目的で進入したんだろうと?疑問に思えました。
万が一、ヘリに当たったら大きな事故に成る事間違いなしです。
警視庁や消防庁のヘリでしたら、わざと入ってくる事は無いと思います。
マスコミのヘリが取材の為に進入したのかな?と思いますが、非常に危険な行為に怒りが起きて来ました。
それとも、事故が起きたら花火を打ち上げた区や業者を訴えるつもりなんでしょうか?
緑がとても綺麗ですね。
昨日は、戦争体験者のかたのお話をテレビでたくさん聞けました。大切な人が周囲から消えていく悲しみを、再確認しました。語り継ぐかたがいなくなるのが本当に怖いです。
取材のヘリでしょうね。一番大きな花火で打ち上げる高さは600mで花火の半径300mだそうです。1千m以上の高さならば当たらないでしょうね。それにしても危険です。
いまの季節は緑が本当に綺麗ですね!
今年は集団的自衛権の問題もあり各局各紙が気合を入れた内容だったと思います。やはり大本営発表ばかり垂れ流していたので少しは良心がとがめたのでしょう。極右の人達は眉をひそめているかも知れません。