野尻湖畔 |
野尻湖には上杉謙信の二十五将の一人で智将の宇佐美定満が上杉謙信の姉婿の越後国上田庄(新潟県六日町)の長尾政景を酒盛りに誘い野尻湖の船から落ちて二人とも死んだとの伝説があります。宇佐美定満が越後の動乱を防ぐため長尾政景を自らの命を捨てることで殺したとも言われています。その宇佐美定満の居城があったといわれているのが琵琶島です。野尻湖から引き揚げられた長尾政景の遺体には刀傷があったと言われています。この時、政景の家来が数人同時に亡くなっているようです。一説には宇佐美定満はこの事件の数年前に上杉謙信に従って関東で戦死したとも言われていて真偽のほどは分かりません。野尻湖畔に長尾政景の墓と言われるものがありましたが墓の前を通る武士に落馬事故が頻発したので野尻湖畔の真光寺に移されました。野尻湖の琵琶島の城と向かい側の湖畔の山の上の野尻城はその後廃城となりました。赤い鳥居は琵琶島(弁天島)にある宇賀神社で境内に宇佐美定満の鎧兜を収めた経塚(きょうづか)があります。湖畔の山の上と野尻湖内の琵琶島にそれぞれ砦があり、双子の様な城だった様で総称して野尻城と呼ばれた様です。この城は交通の要衝にあったので川中島の戦いの前哨戦として武田方と上杉方でこの城の激しい取り合い合戦がありました。野尻湖周辺は豊かな土地で越後と信州を繋ぐ交通の要衝でした。何度か行われた川中島の戦いでは上杉謙信の本隊は直江津の春日山城を出て南下して野尻湖畔から部隊を分けて川中島のある善光寺平へ押し出しました。飯山方面からは北信の豪族の高梨氏を中心とする部隊が越後の上杉軍と一緒になって幾つかの道に分かれてそれぞれ川中島をめざしました。武田信玄の軍勢は整備された棒道を使ってやはり川中島へ向かって短時間で攻めのぼりました。大軍を一気に動かすには通常の街道では無理なのです。
江戸時代に佐渡金山の金は毎年江戸まで運ばれました。佐渡の小木から海路で出雲崎(新潟県出雲崎町)に運ばれ3日目に野尻湖畔の野尻宿に1泊して、翌日に順送りで次の牟礼宿まで運ばれました。江戸まで11日間の旅程でした。野尻宿では野尻・柏原・古間宿の村役人たち30数名で佐渡の金を警護しました。野尻湖は明治末から大正時代の有名な作家で、夏目漱石から高校・大学と教えを受けた「中勘介」のお気に入りの場所で「島守」は野尻湖の琵琶島に一人で籠って書き上げた小説でした。代表作の「銀の匙」の前編は野尻湖畔で書き上げられました。島守は読んだことがありませんが銀の匙は一部を読んだことがあります。句読点が少ないのに読みやすい文章でした。
小林一茶の俳句を
入梅晴(つゆばれ)や 佐渡のお金が 通るとて
一茶は信濃町の柏原出身で老後は柏原で結婚し、一生を終えました。むかし柏原のオバアサンにお茶を呼ばれて小林一茶はどんな人と質問をした事がありました。答えは「助平爺だよ!」の一言でした。
P.S.
☆ユネスコを舞台に〝ロビイング戦争〟が勃発パレスチナがイスラエルに一泡吹かせた!
フィガロ(フランス)より
面白いニュースです。
☆私立病院「順天堂」を開かせた西洋好きの堀田正睦 (2ページです)
堀田正睦は幕末の代表的な開明派の大名で老中でした。開国論者でした。幕末の小説を読むと必ず名前が出てきます。大老井伊直弼の出現により老中の罷免と蟄居処分を受けました。
☆香川、ドルトムントに「感謝の気持ちでいっぱい」
香川にとっても日本代表にとっても良い知らせです。やはり試合にコンスタントに出られなければどんなに能力があっても力は発揮できません。本田も体調が戻ってきたようです。Jリーガーにとっても良い刺激になるでしょう。しかし香川が試合から遠ざかるとワールドカップの時のように試合勘が鈍ります。取り戻すのに少し時間がかかるかも知れません。精神的なものでしょうが、あるいは取り戻せなくなる可能性もあります。ドルトムントでマンチェスター・ユナイテッドでの2年間のうっ憤を一気に晴らして爆発して貰いたいです。
☆対ロシア制裁で苦境に陥るEU経済制裁の応酬が危機に拍車~北欧・福祉社会の光と影 (5ページです)
これは寒さに向かってEUの内部に批判が強まります。みんな仲良くやるしかないのです。しかしロシアのプーチンの動きはナチスの動きに似ています。ナチス・ドイツが侵略を始めた最初は1938年3月13日のナチス・ドイツによるオーストリア併合からズデーテン問題とそれに続きベーメン(ボヘミア)・メーレン(モラヴィア)を保護領とし、スロヴァキアをドイツの保護国とした。さらに、リトアニア西部のメーメル地方を併合しやがてソ連と一緒になって東西からポーランド侵攻を行ったのです。ズデーデン問題とは。ドイツ系住民が多数を占めていたチェコスロバキアのズデーテン地方のドイツ帰属を主張したアドルフ・ヒトラーに対して、イギリスおよびフランス政府は、これ以上の領土要求を行わないとの約束をヒトラーと交わす代償としてヒトラーの要求を全面的に認めることになった会談です。この会談の事をミュンヘン会談と呼びます。1938年9月29日から30日にかけて、チェコスロバキアのズデーテン地方帰属問題を解決するためにドイツのミュンヘンにおいて開催された国際会議の事です。イギリス、フランス、イタリア、ドイツの首脳が出席した1938年9月29日付けで署名されたこのミュンヘン会談で結ばれたミュンヘン協定は、後年になり第二次世界大戦勃発前の宥和政策の典型とされ、ドイツ国内でナチスの台頭を許し、ナチスの侵略戦争に拍車をかけてしまったとして一般には強く批判されることが多いのです。ミュンヘン協定締結後、半年間の間にチェコスロバキアは徐々に解体されドイツとハンガリーそしてポーランド等により分割併合され、残る地域も独立していきました。チェコスロバキア政府はイギリスに亡命政権を樹立し国家としては消滅をしました。他国に移り住み同じ言語と同じ文化を持つ人達を扇動し独立宣言をさせて自国民保護を理由に内政干渉するやり方は、現在の中国共産党の辺境の地であるチベットやウイグルそしてモンゴルの土地を自国領に組み入れるやり方と全く同じです。プーチンは現在それをウクライナの国で行っているのです。ロシアのプーチンはヒットラーの様にはならないと思いますが歴史は繰り返すとも言われます。何としても戦争は回避してもらいたいです。そして寒さ厳しい冬に向かってEUへの天然ガスの供給をロシアが止める事のないようにしてもらいたいものです。戦争になればしばらくは政治・経済ともに不安定になるでしょう。心配です!
☆個人消費「低迷」で景気は「後退局面」…政治判断で消費税10%をスキップできるか? (4ページです)
誰ば見ても景気は後退局面に入っているのですが財務省の官僚は鉛筆舐め舐め景気は強含みで回復には力が見えると日銀総裁と口裏を合わせて言い募るのでしょう。どう見てもまた財務省以外の他の官庁の出す経済指標は悪いはずです。ここで消費税を10%にすれば景気は奈落の底に落ちるでしょう。円安になっていると言っていますが伸びるはずの輸出が伸びないのです。なぜならば政策が間違えているからです。逆に輸入が増えているのです。円安ドル高が逆に効いているのです。これは真面目に安倍政権が経済政策をやってこなかったからです。
☆非正規社員57%「自活できず」 40歳未満、家族が頼り
アベノミクスの影響でこのような非正規社員の生活をしている方が増えています。2013年の正社員数は前年より1.4%少ない3294万人なのに対して、非正社員は前年比5.1%増の1906万人となりました。しかも、この傾向は今年も継続中で、自民党政権が続く限りは今後も増えて行くことになると予想されています。まさにブラック企業だけが利益をだし、政府の委員会の委員になり国会議員にもなる時代です。非正規社員は格差社会の根源だと言えるでしょう。元々、非正規社員は極一部の会社で使われている臨時的な制度だったのですが、それを小泉政権時に竹中を中心とする禿鷹集団のために非正規社員を増やしていくことを決定しました。今はどの職場も非正規社員が大幅に増えている状態になってしまいました。非正規社員がメインになってしまえば、企業の利益は増えるでしょうが日本の雇用は滅茶苦茶になってしまうでしょう。結局は消費も減り不況に勢いがついてしまいます。奇妙な事件が増えていますが犯人が非正規労働者というパターンが多いです。これから更にそのような事件が増えて行くと思います。アメリカ流のグローバルスタンダードでは弱肉強食で強者は政権と癒着して利益優先の政策を推し進めます。そして一度弱者に落ちると2度と這い上がれないのです。選挙民が投票に行かなくなればますますこの風潮は強まります。日本に限らず世界中で労働者よりも経営者中心の社会になっているようです。日本でも能力よりも上司へのゴマすり合戦となりつつあります。企業経営者は利益が出なければ会社の資産を売却して利益を出すタコ配と言うことになります。そうしないと経営者として失格とされ首になるのです。それでだめになった会社にソニーがあります。アメリカ人経営者を連れてきたばかりにソニーはダメになってしまい回復不能まで落ち込みました。タコは空腹になると自分の足を食べると言われています。これから利益を出すために会社の資産を売って利益を出すことを「タコ配」と言います。ますますブラック企業と無能な経営者を増やすことになるでしょう。
安倍晋三首相は昨年の参院選挙第一声で「5月、前年同月比60万人の雇用が増えています」と胸を張りました。しかし、その時には正規雇用は47万人減少し、非正規雇用が116万人増加したのが実態でした。アベノミクスは「成長戦略」の一つとして「限定正社員の導入」などを掲げています。限定社員とは詰る所は非正規社員の事です。みずほ総合研究所の杉浦哲郎副理事長もその当時「安倍政権の経済政策によって生まれる雇用は、その増加ペースが期待外れの低さにとどまるか、その中心が低賃金雇用である可能性が高い」と指摘していました。皆さん目を大きく開けて耳をダンボのようにして冷静に判断してください。
☆消費税を上げない可能性 考えられる3つの理由を識者が解説
上げたくても上げられないでしょう。上げれば日本経済は本当に大変な事になります。私の車が4年目になり走行距離も7万5千キロを超えているので買い替える事にしました。車のディーラーに聞くとどのディーラーもほどほど売れていますと答えますが、突っ込んで聞くと4月以降はほとんど売れなくなっていると言っています。2カ月ぐらいで回復すると思っていたが意外と長引いているとの答えでした。やはりだいぶ市中の景気は厳しいのでしょう。これから値上げラッシュが続きます。ますます庶民の懐は給料が上がらないので厳しくなるでしょう。ますます消費は冷え込みます。根本的に安倍政権の経済政策は間違えているのです。既得権益の擁護は止めるべきです。
☆中間貯蔵施設 知事が受け入れ伝える
福島県が受け入れてくれてよかったと思います。ただし中間処理場として30年間と政府は言っていますが30年後に最終処分場が見つかる事は絶対にありません。無理なのです。最終処分場になし崩し式になるでしょう。最低100年あるいは永遠に福島県に埋めて置くことになります。受け入れるにはその覚悟は当然あるはずです。政府が30年と言っているからなんて通用しません。原発は安全だと嘘ばかり言ってきた政府ですよ!そんな言葉を信じているのならば?????としか言いようがありません。福島県は踏んだり蹴ったりです。知事としては苦渋の決断でしょう。佐藤知事は引退するから出来る事でしょう。今後は政府からのお金をどう使うかでしょう。お金の分捕り合戦だけはやめてもらいたいと思います。今回の福島県の受入れはあくまでも福島県内の除染土の受け入れで他県のものは受け入れないのです。他県の汚染土の受け入れは政府はどうするつもりでしょうか?最初の一歩は福島の汚染度を福島で受け入れさせて、しばらく経って他県の汚染土を福島へ持ち込むつもりなのでしょう。次も大金の札束で福島の県民達の頬っぺたを叩くのでしょう。しかし現実として福島の放射能汚染された土地で受け入れてもらうしか他に方法はありません。残念ですがそれが現実です。以前から言っている様に福島はもう福島第一原発事故で大被害を受けているのです。回復には100年単位の時間が必要なのです。非常に悲しく厳しい言い方かもしれませんが!政府の原発安全神話に日本中が騙されてきたのです。一番悪いのは政府です。過去の原発行政が間違えていたのです。一度放射能で汚染された土地は元に戻るには100年単位の時間が必要です。放射能の種類によっては1万年単位の時間が必要なのです。福島県民の皆様には本当にお気の毒としか言い様がありません。次は他県の放射能汚染土を受け入れてもらいたいと思います。勝手な理屈なのですが!どう考えても他に方法はありません。何か沖縄のアメリカ軍基地問題の様ですね。
☆英紙が酷評…国内メディアが伝えない「アベノミクスの正体」 (3ページです)
日本の大手マスコミは政府の広聴広報予算が欲しくてほとんどアベノミクスの真実に関して書いていません。書けないと言った方が良いのでしょう。海外のマスコミは最初から政府の広聴広報予算はほとんど入って来ないので真実を書くのです。
☆アベノミクス:的を外す矢 (4ページです)
海外の安倍政権への見方は大変厳しいのです。それを1面で書かない日本のマスコミが偏向をしているのでしょう。やはりお金の力です!それと安倍政権はお金と脅しの効果的な使い方を熟知しているのでしょう。戦前・戦中の日本の政権の様に脅しと愛国主義を鼓舞する事で声なき声を抑え込みました。ヘイトスピーチの禁止と国会周辺のデモを同じレベルで論じて戦前の言論弾圧の時代の日本に戻そうと安倍政権は動き出しているのです。ヘイトスピーチは人道上の犯罪だと思います。私も何度か都内で目撃をしていますが本当に酷いグループだと思います。年寄りが多いかと思うと案に相違して若い人達が楽しそうにヘイトスピーチのスローガンを叫んでいるのです。「殺せ」とか「追い出せ」とかとても人の話す言葉ではないと思います。自民党の国会議員はそれと国会前のデモをヘイトスピーチのデモと同じと見るのでしょうか?
☆石破茂氏 「総理の体はもう限界」情報リークうけ決起決断か
だから元気だと見せるために安倍は肉を食べ続けているのでしょう。しかしどう見ても安倍の健康状態は良くない様です。それにしても石破はTBSラジオで話すべきではありませんでした。私は石破幹事長の出演した荒川強啓デイ・キャッチのラジオ番組を聞いていましたが、石破は実力で政権を取る決断したと思いました。しかしどうもそうではなかった様です。犠牲の少ない禅譲を狙ってきたのでしょう。禅譲では政権の維持は出来ません。いずれにしても極右の政治家は戦前の軍国主義の時代へ戻そうとする人達が多いので、日本の政界から早く消えてもらいたいと思っている私にはどうでも良い事です。
☆精神科医・香山リカ氏が安倍首相の「言動」を一刀両断 (8ページです)
なかなか精神科医からの安倍評が出てきませんでした。安倍の症状を「オイディプスコンプレックス」と診断したそうです。オイディプスコンプレックスとはエディプスコンプレックスとも言われWebLio辞典では:〔オイディプス王が父を殺して母を妻としたギリシャ神話にちなむ〕精神分析の用語。子供が無意識のうちに,異性の親に愛着をもち,同性の親に敵意や罰せられることへの不安を感じる傾向。フロイトにより提唱され,多くは男子と母親の場合をさす。確かに香山リカ氏の安倍の分析は当たっている事が多いです。まあ誰も少しおかしいのでしょうがね!