小石川植物園の寒桜 |
小石川植物園の梅林を少し上がった高台に大震火災記念石があります。大正12年9月1日の関東大震災によって東京市内は大きな被害を受け、焼け出された市民3万人以上が一時的に小石川植物園に避難しました。その一部は園内の震災救護所でさらに長期にわたる避難生活を送りました。大正14年1月に最後の居住者が退去し、有志によってこの記念碑が建てられました。内務省の指示により小石川区役所によって22棟432室の公設バラックが建てられ、短期間の避難生活の場となりました。バラックは9月3日に起工し9月7日に竣工しましたが、入所は9月4日から順次開始され、590世帯の2,134人がバラックに収容されました。バラック建設の工期が5日間であることから、簡易かつ安価な構造だったのでしょう。関東大震災の時に火災により1.5Kmほど離れた小石川後楽園あたりまでが延焼したと言われ、小石川後楽園の八卦堂が飛び火のために焼失しました。現在は八卦堂跡として八角形の礎石が残っているそうです。大震災の時には広い森に囲まれた場所に逃げるべきです。広い周りに樹木のない場所は危ないです。関東大震災で震源地に近い横浜の方が火災による死者が少なかったのは樹木が多かったためと言われています。
寒桜の隣にある屋根に覆われた古井戸は小石川療養所で使われた井戸です。小石川療養所はこの井戸の周辺に作られていたのでしょう。小石川養生所は貧困者のための施療所で、町医者小川笙船の意見により、将軍徳川吉宗により享保7年(1722年)にこの場所につくられ、明治維新の時に廃止されるまで続きました。この養生所の井戸は水質が良く、水量も豊富で、大正12年の関東大震災の時には3万人以上と言われている避難者の飲料水として大いに役立ったと言われています。
古今集から小野小町のうた
花の色は 移りにけりな いたづらに
わが身よにふる ながめせしまに
(意)桜の花の色は早くも色褪せてしまったことでしょう。咲いた甲斐もなく長雨が降り続いたために賞賛する間もなく。空しい恋の想いに明け暮れている間に、私の姿もこの桜のように色褪せてしまったのでしょう。
年と共に容色が時が経つと共に失われたと言うのでしょう。小野小町の家集「小野小町集」に百余首の歌を伝えていますが後世の作の疑いが高いとも言われています。古今集に18首載せられていて、この18首は間違いなく小町の作だと言われています。
P.S.
☆官邸が後任探し 受信料私物化でNHK籾井会長ついに更迭へ (3ページです)
安倍は蟻の一穴にならない様に細心の注意を払って籾井に辞めさせるでしょう。上手にやらないと下村・望月・上川大臣の更迭となります。そうなると安倍も同じことをしているのですから、自分も辞めなくてはならなくなります。そうなる前に内閣改造をするでしょう。自薦他薦のゴマ擦り合戦が露骨になります。ゴマ擦りを好む安倍です。
☆ダライラマをめぐる中国の被害妄想と米国のジレンマ (2ページです)
いまチベットはダライラマの存在が武力での独立闘争を抑えているのです。もともとはチベットは独立国家でした。中国共産党の侵略戦争で、1950年に一方的に中国の人民解放軍がチベットに侵攻してチベット国軍と散発的な戦闘が行われましたが人民解放軍は1951年チベット全土を制圧して中国の領土としました。その後独立闘争が起こり、10万人単位の虐殺が何度か人民解放軍により行われたと言われ、チベットの国土は分断され一部は中国共産党に忠誠を誓うチベット人達の総意と言う形で西康省(せいこうしょう)に編入させられました。現在の四川省の一部です。一度手に入れた領土は絶対に手放さないのがしきたりなのです。そのために大きな戦争が何度も起きているのです。ロシアのウクライナの一部併合も同じです。
中国共産党内部は複雑で習国家主席の足を掬おうとする多くの勢力が存在をしているようです。習国家主席は警護員を時間を決めずにアットランダムに総入れ替えをしていると言われています。警護員が暗殺の手引きをする事を恐れているとも言われています。飲食には毒を盛られないように十二分に注意を払っているようです。この状態で領土を1センチでも減らせば習国家主席の明日はないでしょう。多くの長老が習近平を一気に引き上げたことを後悔をしていると言われています。習は幼い時に隣村の先輩だった王岐山を反腐敗の総参謀長として反対派の粛清に励み、自派の引き上げに腐心をしています。「罪は九族に及ぶ」とは中国の古くからの親族に連帯責任を負わせることにより、犯罪抑止を期待したほか、遺族の恨みを根こそぎ断ち切るという狙いもありました。1人が罪を犯すと九親等までの親族を皆殺しにするという刑罰制度が、古代の王朝から清末の時代まで続いていました。習近平は反対派をことごとく粛清し自分の権力が永遠に続き「罪は九族に及ぶ」事の無い様にすることを考えているのかも知れません。いま習は最高幹部の68歳定年に手を加えようとしていると言われています。2年後の党大会に69歳になる王岐山をトップに迎えるための準備でしょう。人事権は習近平が握っているのです。それだけに常に暗殺の危険があるのでしょう。
☆「銀座で爆買い」はごく一部、 実は低下している中国人の生活レベル建党以来もっとも危機的な状況にある中国共産党 (4ページです)
中国では貧富の差がますます広がっているのでしょう。いまのところ中国共産党員でなければ地方や中央の官僚にはなれません。党官僚=行政の官僚でもあるのですから当然と見は集中する事になります。いま日本に来て爆買いをしている人は家族や一族に地方の役人を持っている人達でしょう。しかしそのような利得を受ける事が出来る人はごく僅かです。貧富の差が広がるとそれを埋める事は出来ません。過去の中国の歴史を見ると貧富の差が酷くなると必ず革命が起きて政権が根底からひっくり返され新王朝が生まれます。つまり貧富が逆転をするのです。他に貧富の差をなくす方法は存在をしないのです。
日本もこれから貧富の差はますます広がり貧しい世界から富んだ世界へは移動が出来なくなります。つまり一度貧困に陥ると2度と這い上がれなくなるのです。いま東大や慶応・早稲田に入る学生の家庭は昔と違って豊かな家庭が多いと言われます。幼い時から子供の教育に大金を出せる家でないと良い教育は受けさせる事が出来ないのです。日本で政治的にそれを解決するとしたらセーフティーネットをまず確立させ、次にシングルマザーやシングルファザーの弱者の家庭を助ける行政的な手当てが必要です。人口減と言われている時代です。貧困家庭の子供達には手厚い保護が必要です。そして幼い子供達を持ち働きたいと考えている女性達に働ける環境を作る事です。新幹線を作るよりも、こっちの方がずっと重要です。もう口先だけのごまかしでは通用しない事を安倍は肝に銘じるべきです!しかし残念ながら国民が分かっていないのです。
☆中国の金融機関は末期的状況? 怪しげな理財商品が続々
中国は全体主義で国家管理の国です。いまのところ何とか経済をごまかしてきていますが今後は良く分かりません。これが普通の民主国家ならば当然もっと早く経済破綻をしているでしょう。しかしかなり追い込まれている事は間違いが無いでしょう。
☆復興費6億円で…無人偵察機の「大破」を防衛省が隠したワケ (2ページです)
復興費は政府の大金の入っている財布となっているのです。災害復興に何でも関連付けて使える打ち出の小槌を手に入れたつもりなのでしょう。馬鹿にした話です。掴み取りと言う事なのでしょう。