春の小布施 |
小布施町は町興しの大成功をした事例として有名です。むかしはほとんど観光などに重点を置かない北信州の小さな町でした。歴史もあり史跡も結構あったのです。そこで若い人たちが中心となり小布施の町を生き返らせたのです。
小布施は北信濃の千曲川東岸に広がる土地の豊かな土地です。土壌の関係から米作よりも果樹の栽培が盛んなところです。町の南側を流れる酸性の水の松川が作った水はけの良い扇状地という地形と特徴ある酸性の土壌、そして北信濃の気候が、どこにも負けないおいしい栗を生み出したと言われ、丹波栗を室町時代の丹波から地頭として小布施に来た荻野常倫によって丹波の栗がもたらされたと言われています。美味しい栗の生産には朝晩の気温変化が激しく、開花時の天候がよく、水はけのよい扇状地である事が条件とされています。このおいしさは江戸時代から世に知れ渡っており、将軍への献上品となるなど「小布施栗」は当時から全国ブランドでした。江戸時代は千曲川の舟運が発達し、交通と経済の要所として栄えました。当時は定期的な市「六斎市」がたち、人、物、情報が集まる北信濃の文化的中核ゾーンでした。交通のクロスポイント「逢う瀬」が現在の地名の由来と言われています。
葛飾北斎をはじめ小林一茶など多くの文人墨客や学者たちが江戸や大阪からこの地を訪れ北信州一番の豪農商で陽明学者でもあり葛飾北斎の弟子でもあった高井鴻山の庇護を受けました。幕府から指名手配を受けた多くの尊王攘夷の浪士たちも高井鴻山の屋敷を潜伏先とし維新の活動資金を高井鴻山から受けていたと言われています。高井家は国の利益と人民の幸福のことを考える国利民福の考え方から飢饉の時は自分の倉を開き窮民を救いました。高井鴻山は大阪町奉行所の与力で幕府に対して反乱を起こした陽明学者の大塩平八郎とも親交があったと言われています。幕府も高井鴻山を危険人物と見ていたようで、幕府隠密とも言われる葛飾北斎が度々小布施を訪れていました。そして小布施は天領であったので隣町の中野の代官所の目が光っていたとも言われていました。陽明学とは儒教の一派ですが、朱子学(儒教の一派)の解釈を否定し、権威に従うのではなく自らの責任で行動する心の自由を説きます。行動や活動が激しくなるので、革命思想とも見なされました。朱子学とは上下の秩序・大義名分を重んじ礼節や権威を尊ぶ思想で、現体制維持との考え方とも見られました。両派とも孔子の教えを根本理念としています。
小林一茶の俳句
われと来て遊べや親のない雀
雀の子そこのけそこのけお馬が通る
やせ蛙(がへる)まけるな一茶これにあり
P.S.
☆「箱根と富士山は兄弟」と専門家 連動噴火の可能性を指摘
☆箱根山、火山性地震続発で「レベル3」の可能性? 温地研は「今すぐにというわけではない」と否定
☆1日455回 箱根山で“最多”火山性地震
素人の私が見ても同じ火山帯の箱根と富士山が無関係とは思えません。箱根山の最後の大きな噴火は3000年前と言われています。7万年前の大噴火では火砕流は横浜まで到達したと言われています。不安を煽るつもりはありませんが、本格的な噴火の可能性はある程度高いとも言えるのでしょう。その時に隣の富士山も噴火する可能性があるのです。何とかこのまま収まってもらいたいですね!本格的な噴火の場合は細かな火山灰の粒子が風に乗って飛んで来てコンピューターの内部へ入りこみ悪さをすると言われています。交通信号や列車の運行、銀行のATM、そして私達の使っているPCも問題を起こす可能性があるのです。
☆TPP交渉が失敗したら、どうなるのか 悪いのは、オバマ大統領と共和党? (4ページです)
TPPは中国包囲網だったのでしょう。失敗をすれば大喝采を叫ぶのは中国です。私はここここに至れば仕方が無いという消極的賛成派です。農産物の問題は重大ではありますが、農産物の陰に私達の生活に重大な影響を及ぼすもっと重大な問題が隠されているのです。このままでは企業活動に関連してTPPに参加している国々の間で訴訟合戦が起きるでしょう。無理せずにここで一度引きさがってもっと冷静に精査して出直すのが一番いいと思います。TPPを本当に理解をしている人はほとんどいないでしょう。私もさっぱり分かりません。しかし農水省の言っている事ですが、少し眉に唾を付けて見る必要がありますが!
○農業予算は3兆円増やす必要がある。
○TPPに参加すると雇用が340万人減る。
○TPPに参加すると食料自給率が40%→13%に。
一方で経済産業省の試算ではメリットもあるのです。
○関税の撤廃により貿易の自由化が進み日本製品の輸出額が増大する。
整備・貿易障壁の撤廃により、大手製造業企業にとっては企業内貿易が効率化し、利益が増える。
○鎖国状態から脱しグローバル化を加速させることにより、GDPが10年間で2.7兆円増加すると見積もられている。
○政府の試算では、GDPが年間2700億円増加する見込み。
○TPPに参加しないと雇用が81万人減る。
政府内部でもこれほど意見が違っているのです。私はグローバル化とは弱肉強食という感じて受け止めます。
☆厚労省の問題課長が作った“正社員ゼロ法案”ペーパーの中身 (2ページです)
これが本当だとすると酷い話です。安倍政権の本性が見て取れます。企業の利益のために政府は存在するのでしょうか。企業が儲かれば賃金に跳ね返り給料が上がると言う単純発想なのでしょう。トリクル理論は破綻をしているのです。グローバル社会では企業は国境を超え、企業利益はどの様にでも変化をして国税の障壁をすり抜けるのです。固定費の中心は従業員への賃金です。これをカットすれば利益が出るのです。その利益が国境を越えて逃げて行ってしまうのです。儲かっている大企業が法人税を払っていない企業が結構多いのです。おまけに企業が支払った消費税がそのまま国から返ってくる仕組みなのです。摩訶不思議なシステムです。
☆中国「利下げ」は経済自滅のシグナル 止まらない資金流出 (2ページです)
中国は経済統計の数字の発表を延期して正式発表をしました。巷では本当の数字はかなり悪いのだろうと言われていました。そこで今回の金利下げです。何か矛盾をした話です。政権内部が混乱をしているのでしょう。このままでは中国の金持達の中国脱出は強まるだけでしょう。日本にもっと来いと言う事になるかも知れません。バブルの時に日本の不動産の大企業がNYのアメリカの象徴と言われた、ロックフェラービルを高値で買収しました。しかし日本のバブルが弾けると一転してユダヤ資本が日本企業から安く買い戻しをしました。歴史は繰り返すのです。しかし日本も中国もアメリカも同じような事をしているのです。先行きは不透明です。
とても個性的な印象を受けます。
若い人たちが町興しとは、とても良いことですね~
小布施は面白い街です。綺麗ですし観光客には優しい街です。初めに町興しをしたのは若い人達が東京の大学を出て故郷へ帰ってから、こんな事では行けないと始めたようです。町の旦那衆の子供達が起こした意識革命です。当時の若者も還暦世代となっています。十分に旦那衆になっているようです。いまは他の町から入ってきた若い人達や旦那衆の2世3世が中心の様です。発展を続けている事が凄いところです!
人それぞれ色々な考えが有って当然ですね。
私、知識、経験、財力どれを採っても有りません。
今を取りあえず生きて居ると云うのが、本音です。
自分の考えを貫き通すのが、一番良い事だと思いますが一秒後には、世界が変わって居るのが現実かなと思います。
シゲさんの記事を読みながら、自分にとってどれが一番リスクが少ないかな?と思いながら生活して居ます。
東日本大震災のあの揺れを体感した自分には、日本に於いて何処が?一番リスクの少ない地域が有るかな?と思う毎日です。
先日の学習は、試験では有りません。
単なる資格取得の為でした。
資格取得のための勉強、凄いですね!私もむかし宅建の資格を取るので少し勉強をしました。いまは資格を使っていないので完全に忘れています。