戸隠森林植物園 |
金葉集から小式部内侍(こしきぶのないし)のうた
おほえ山 いく野の道の とほければ
まだふみもみず 天の橋立
(意)大枝山を越え生野を通り、幾つもの野を過ぎて行く道があまりに遠いので、まだ天の橋立を踏んでもおりませんし、丹後からの母の手紙も見ておりません。
百人一首の和歌です。小式部内侍はかの有名な和泉式部の娘で歌の上手と言われていましたが、あまりにも若いのに上手なので母親の和泉式部が代作をしていたと疑われていました。詞書に「和泉式部、保昌に具して丹後国に侍りける頃、都に歌合侍りけるに、小式部内侍歌よみにとられて侍りけるを、定頼卿、局のかたに詣で来て、「歌はいかがせさせ給ふ、丹後へ人はつかはしてけんや、使まうで来ずや、いかに心もとなくおぼすらん」など、「たはぶれて立ちけるを、引き留めてよめる」とあり、その意味は「小式部内侍が歌合に呼ばれた時、藤原定頼が彼女の局にやって来て、「丹後の国におられる母上(和泉式部)のもとへ人を遣わしましたか。まだ使者は来ませんか。さぞ心細いでしょう」とからかった。それに対して、「母からは手紙さえもらっていません」と答えた歌なのです。「母の力を借りずとも大丈夫です」と言い返したものと言われています。この和歌を即興で藤原定頼に返したので、定頼はビックリをしたのでしょう。噂とは違って小式部内侍は母親に似て和歌の上手と納得をしたのです。母親の和泉式部も恋多き女性で、この時は夫の藤原道長の家司だった藤原保昌が任国の丹波国へ下ったときに付いて丹波に行き、都にはいませんでした。藤原定頼は歌会に招かれている小式部内侍を揶揄いに来たのでしょうが、即興で小式部内侍が和歌を詠み返したので、ビックリしたのでしょう。小式部内侍は28歳頃亡くなったと思われていますが短い一生の間に母親と似て恋多き女性で、5度ほど結婚(?)をしています。もっとも婚姻制度のはっきりとしていない時代だったの当時は普通だったのでしょう。母親の和泉式部は恋のために強引に相手に関係を迫ったり、奪い取ったりと激しい恋をしましたが、娘の小式部内侍はそんな激しい恋はしなかったと思われます。ただ男性に優しく誰でも受け入れたのかも知れません。
P.S.
☆まさに現代の皇帝!習近平「俺様による、俺様のためのG20」 日本のことは、100%無視って…
しかし習ー安倍会談は酷い物でした。国際的な儀礼をわざわざ無視をして会場を設定したのでしょう。国旗も花も無く、渋々嫌だけど日本側の強い要請で開いてやったのだと中国国内向けの宣伝に利用されたのでしょう。それでも良しとするしかないでしょう!今回のG20を見て、ナチスドイツがヨーロッパ大陸で侵略を進め、台頭する原因を作ったイギリスのチェンバレン首相の「融和政策」を思い起こすと言う人もいます。私もそう思います。
1935年ヒトラーは、第1次世界大戦後のヴェルサイユ条約の取り決めを一方的に破棄して再軍備と徴兵制の復活を発表しドイツ再軍備を公表しました。平和主義を求める世論に縛られている各国は、このドイツの行動を黙認したのです。1936年ドイツはラインラント進駐を行い、ヴェルサイユ条約は完全に無視をされました。ラインラントはヴェルサイユ条約により非武装地帯と定められていました。1938年にはオーストリア併合するなど勢力を拡大していきました。1938年ヒトラーがチェコスロバキアの要衝ズーデン地方を要求したことを受け、イギリス・フランス・ドイツ・イタリアの4カ国の首脳会議がミュンヘンで行われた(ミュンヘン会談)。イギリスのチェンバレン首相は、平和主義のためと、戦争準備の不足からドイツの要求をのんだのです。なお、チェコスロバキアの代表は、会議に参加することも意見を提出することも認められなかったのです。ヨーロッパ中では世界大戦が回避され、平和が訪れたという喜びに包まれました。特に立役者チェンバレン首相は讃えられました。これがナチスドイツがヨーロッパ中に侵略を開始し第2次世界大戦に至った原因なのです。日本も当時のナチスドイツの勢いを読み間違えて日独伊三国同盟に舵を切り、日本を破滅させたのです。
何か歴史は繰り返すと思いませんか!この時のヨーロッパ諸国はナチスドイツのヒットラー総統が平和を求めるといた言葉に騙されたのです。そしてヒットラーはドイツ国内でドイツ国民の暴発を抑えるために国際社会の妥協を求めると言う嘘にも騙されたのです。人間は欲求はどんどん膨らむのです。まして絶対権力者となると領土への欲望は抑えきれなくなるのです。今の国際社会も中国の習近平政権が倒れる事での中国の大混乱を避けたいという事があるのでしょう。世界経済はいまや中国の影が大きいのです。このままでは習近平はますますエスカレートをするでしょう。ますますナチスドイツのヒットラーの台頭の時と似てきていると思います。国際社会は一致して中国にダメなものはダメと言わないといけないのですが、個別会談でアメリカや日本がいくら言っても屁の河童でしょう。
いよいよ近づいてきているのでしょう。無理に無理を重ねてはすべてがご破算になってしまうのです。
☆8月に1.3兆円売り越し…外国人投資家の“逃亡”が始まった (2ページです)
海外の機関投資家(まともな投資家)達は日本政府と日銀の金融政策をみて危うさを重く感じているのでしょう。そして逃げ出し始めているのです。逃げ出し方は様子を見てパニックが起きないように少しづつ売り出すのです。ハゲタカ達は美味しい話だと手ぐすねを引いてタイミングを待っているのでしょう。まさに日本は「まな板の鯉」になっているのです。
☆9月後半に米国株「急落リスク」が高まりそう 米国は自社株買い、日本はETF買いで割高だ (2ページです)
日本のGPIFと日銀によるETF購入は相場を歪めているのです。必ず反動が来ます。いまのところ安倍政権としては嘘がばれるのを少しでも先延ばししようと、国民の財産を使って先延ばしをしているのです。これも限界がすぐに来るでしょう。愚かな事です!出口が見えないのに底なし沼に飛び込む様なものです。
☆日銀の「際限なき」金融緩和、金融機関の経営と日本経済を圧迫…「死活問題」に (3ページです)
安倍政権と日銀の財政金融政策は戦争中の特攻のようです。何も打つ手がなくなり、負けを認める事も出来ないので徹底抗戦を貫こうとしたのです。そのために多くの非戦闘員が殺されたのです。
国破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
これは杜甫の有名な「春望」です。国破れて山河在り 城春にして草木深し・・・そして日本の近未来とならなければ良いのですが!
来年度からは大増税や社会保険料の負担増が続きます。なぜでしょうか理由は簡単です。収入より支出が多いからです。ではなぜ支出の方が多いか?無駄使いもあるでしょう。政治屋や官僚の懐勘定もあるのでしょう。そして安倍が海外で日本円を振り撒いているのです。それも単位が億単位、兆単位なのです。1年度ではなく数年あるいは10年ほどにわたって日本政府は約束手形を切っているのです。原資は?当然赤字国債です。政府は日銀に直接国債を買い取らせようとしています。今までは禁じられてきた禁じ手だったのです。なぜならば財政規律の問題なのです。このままで野放図に政府は打ち出の小槌を振り回して日銀に1万円札を刷らせることになるのです。つまり国民の借金となるのです。借金は必ず返さないといけないのです。そしてなぜ安倍が海外でお金をばら撒いているのでしょうか?安倍の格好付けも大きいでしょう。自分の金ではないのでいくらでも約束手形を切れるのです。後進国ではそのお金の多くは政治屋への懐に消えると言われています。そして海外援助には必ず日本企業が付いて行くのです。そして日本へは政治献金(賄賂)として帰ってくるのです。私達の懐ではありませんよ!また中国と北朝鮮が暴れ回っているおかげで、自衛隊への装備費は鰻登りです。少し考え方を改めて専守防衛のための装備に変えていくしかありません。このままでは戦前の日本お様に軍需産業だけが太り、戦争国家への道を歩むことになってしまいます。
☆5兆円超要求 防衛費の歯止めどこへ
東京新聞の9/7の社説です。
☆築地の6倍 豊洲新市場の空き家警備に「1日180万円」の怪 (2ページです)
いい加減な計算で決められてきたのでしょう。これは小池都知事は大変です!利権に手を入れられる可能性が高い政治屋と官僚と業者はビクビク物でしょう。
☆焦る自民 百合子効果か
立ち止まって考えられてボロが次々と出てくるのでしょう。福島第一原発は政府として東京都として再び安全宣言が出来なければ難しい事になります。安倍のような国際的に有名な嘘つきがいくら安全と言っても信じるのは日本人だけでしょう。福島第一原発事故の安全宣言は当然日本がするのではなく国際的に認定された機関が行う事になるでしょう。100%安全なんて言葉は出てこないでしょう。現在でも汚染水が溢れそうなのです。大きな台風や地震が来れば収拾がつかなくなるでしょう。
☆中国の政策を問う香港議会選
日経新聞の9/7の社説です。中国共産党は香港の選挙の結果に失望をしているでしょう。今後ますます締め付けを強めるでしょう。絶対主義国家には言論の自由は無いのです。最近日本もだんだんその傾向が強まっています。中国共産党としては今後は重要法案を香港の議会で通過させるためには手段を選ばなくなるでしょう。見せかけの民主主義です。ヒットラーが率いるナチ党が総統への権限移譲法案をドイツ議会を通過させるときに、国会議員の反対派は多くが採択の前に警察によって身柄を拘束され議会に行けませんでした。そして圧倒的多数で全権限をヒットラーへ委ねる法案が通過をしてワイマール憲法は廃止はされませんでしたが紙切れにされてしまいました。たぶん中国共産党はその手を使うでしょう。民主主義の精神も、国際法の順守も中国共産党に都合が悪ければ無視をするのです。
☆入港できない韓国輸出貨物だけで1000億円超…「物流大乱」前途多難 韓進海運法定管理の一週間 被害額はうなぎのぼり
☆韓進海運に続き現代商船まで…世界6位の韓国海運業が崩壊の危機 現代商船、来年にも運転資金不足か
☆韓進船舶73隻、韓国政府の無策で「国際難民」状態 収束の兆し見えない物流混乱
☆<韓進海運法定管理>日本裁判所、船舶強制執行禁止…海外で初
☆世界の港が「韓国船」受け入れ拒否 韓進ショック140億ドル訴訟も 東京都にも余波 (2ページです)
あまりにも朴政権の対応が不味かったのでしょう。韓国政府は連絡を受けていたのでしょうか?ただ見ていただけだったのかも知れません。今後は兄弟会社の大韓航空が危機を迎えるかも知れません。現代商船も危機と来ては大変です。韓国政府による早目の対処が必要です。とりあえず日本の裁判所の強制執行停止の命令で多少は救われたでしょう。こんな状態では2018年平昌冬季オリンピックは出来るのでしょうか?