5月後半の我が家の庭3 |
薔薇を中心とした庭です。和風の庭園には色々と珍しい草花もあったのですが、だんだんと少なくなってきました。
驚きて わが身も光る ばかりかな
大きなる薔薇の 花照りかへる 北原白秋
愛に酔ふ 雌蕊雄蕊を 取りかこむ
うばらの花を つつむ昼の日 木下利玄
たまたまに 窓を開けば 五月雨に
ぬれても咲ける 薔薇の赤花 正岡子規
白くして 火よりも熱き 香を放つ
薔薇を皐月が かたはらに置く 与謝野晶子
☆日刊ゲンダイの記事から
■「お友達のお友達によるお友達のための政治」に怒り爆発
毎晩、都内の一流レストランに通ってン万円もする高級料理に舌鼓を打ち、「総理のご意向」を手にしたお友達だけを厚遇する。まさに「お友達のお友達によるお友達のための政治」だ。一方、そんな政治姿勢を批判する国民は「こんな人たち」呼ばわりして敵意ムキ出し。
ロシアの劇作家チェーホフは〈教養ある人間は他の人格を尊重し、従って常に寛大で柔和で腰が低いものである〉との名言を残しているが、やはりと言うのか、教養ゼロの安倍の態度は真逆だ。とてもじゃないが、マトモな民主主義国家の宰相の姿ではない。
中世フランスの専制政治を彷彿とさせる安倍政権が、特定秘密保護法、安保法とセットで「戦争3法」と呼ばれる「共謀罪」を、これまた国会の委員会審議を途中で打ち切る「中間報告」という禁じ手を使って“強奪”した。共謀罪反対集会で安倍退陣を求めるデモ参加者が「革命」の必要性を訴えていたのも当然だろう。ところが、安倍は世論の退陣要求など知らん顔。「安定感あるベテランや、これまでの発想にとらわれない改革突破力のある人を登用する」などと、目くらましの内閣改造に意欲マンマンというから呆れてしまう。聖学院大教授の石川裕一郎氏(憲法・フランス法)はこう言う。
「安倍政権の支持率というのは『他に代わる政権がない』という消極的理由で支えられてきたのであって、それが森友、加計問題で一気に離れた。もともと強い民意の後ろ盾があったわけではないのです。もはや退陣は当然だと思いますが、憲法学者の視点で言えば、それだけで済ませてはなりません。多くの学者が指摘している通り、法律の中身はもちろん、成立に至るまでの手続きもデタラメの戦争3法も即刻、見直しさせるべきだと思います」
その通りだ。安倍政権が倒れても次の政権が戦争3法を即時撤回しなければ、シャッポのすげ替えで亡国自民党政権が続くだけだ。
「(さらに)結果を残していきたい」。昨年12月、在職日数が戦後歴代4位となった安倍はこう威張っていた。だが、2012年12月の第2次安倍政権発足以降の4年半をよくよく振り返ってみると、この男が取り組んできた政策で、日本と国民生活の将来にとっていい結果を残したことは一つもない。
政権発足直後から沖縄の米軍普天間基地の辺野古移設を強行する姿勢を示し、抗議する住民は全国の警察から機動隊を派遣して徹底的に弾圧。汚染水ダダ漏れの福島原発を「アンダーコントロール」と大ウソをついて東京五輪を誘致し、安全神話は崩壊したにもかかわらず原発再稼働を推進だ。日本人ジャーナリストが人質にされているISの目と鼻の先のエジプトで、わざわざ「IS対策などで2億ドルを支援する」とISを挑発し、人質を斬首させてしまった。
「全額を社会保障費に充てる」とか言って消費税を引き上げながら、社会保障費をバンバン削る一方、年金受給額を減額。揚げ句、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式運用枠を拡大して将来リスクを増大させるなど、ざっと挙げただけでも、安倍政権の悪政はキリがない。
つい最近も、北のミサイル脅威をあおりまくった安倍はドイツ・ハンブルクのG20で「厳しい制裁措置を盛り込んだ安保理決議の早期採択が必要」と鼻息を荒くしてまくし立てていたが、フタを開けてみれば北の問題は首脳宣言に盛り込まれず赤っ恥をかいた。「信頼できる男」と絶賛していたトランプ大統領との日米首脳会談では対日貿易赤字の是正を迫られ、ロシアのプーチン大統領と申し合わせた北方領土の共同経済活動の協議も遅々として進んでいない。「地球儀俯瞰外交」なんて、しょせんはカネをバラマキに行っているだけで、成果は何もないのである。
■内政も外交もとっくに完全破綻している
大失敗の極め付きは〈「道なかば」右から読めば「バカな道」〉なんて揶揄されているアベノミクスだ。黒田日銀のシリを叩き「2年で2%」の物価上昇目標を掲げ、異次元緩和に踏み切ったものの、丸4年経っても目標達成は一度もない。日銀は市場をカネでジャブジャブにするために年間80兆円もの国債を買い続けた結果、今や保有する国債残高は420兆円で、国債発行残高の4割にも上る。米連邦準備制度理事会(FRB)でも1割余りだから、世界の中央銀行の中でも突出しているだろう。加計問題で前川喜平前文科次官は「行政が歪められた」と言ったが、金融市場も日銀によって「歪み」が膨らみ続けているのだ。
大企業が儲かれば中小企業も恩恵を受けるという「トリクルダウン」はさっぱり起きず、家計のフトコロは冷え込むばかり。5月の消費支出はリーマン・ショック後で最長となる15カ月連続の前年同月比マイナス。結局、シャンパンタワーの上の方で大儲けしているのは例によってアベ友だけ。2016年度の一般会計の税収も前年度実績を1兆円下回り、7年ぶりに前年度割れだ。
5月の有効求人倍率(季節調整値)前月比で0・01ポイント上昇したのを受け、政府は「回復基調」と能天気な分析をしているが、生産年齢人口(15~64歳)をみれば、この20年間で約1000万人も減少している。分母に当たる求職者数が激減しているのだから上昇するのは当然だ。
詰まるところ、安倍政権の問題は、森友や加計だけじゃない。内政も外交も完全破綻しているのであって、それを「1億総活躍」「女性活躍」「人づくり改革」「みんなにチャンス!構想」などというインチキな言葉で糊塗しているだけなのだ。
「経済にしても外交にしても、もはや安倍政権に打つ手はありません。そもそも、国民の多くが『安倍首相は人柄が信頼できない』『政治の私物化は許さない』と強くノーを突き付けているのです。改造人事で何とかなると思っているのかもしれませんが、顔ぶれによっては今以上に国民から愛想を尽かされるのは間違いない。居直ったところで行き詰まるのは見えているのです」(元外交官の天木直人氏)
どうあがいても即時退陣しかないが、辞めりゃあいいってもんじゃない。これまでの悪政の落とし前をキッチリとつけさせなければダメだ。
とにかく嘘と欺瞞で固めて国民を欺いてきたのが安倍の4年半でした。日本がこの間に失ったお金は非常に大きいのです。一番失って大きかったのはお金に換算できない貴重な時間でした。この無駄な4年半が無ければ日本経済は何とかなっていたかもしれないのです。愚かな安倍を支持してきた愚かな国民が多すぎたのです。私達国民が反省をすべきなのでしょう。
☆菅官房長官に疑惑 日刊ゲンダイの情報開示請求を妨害か (4ページです)
これも酷い話です。
☆懲りない都議選惨敗の元凶
やはり自分の利益優先なのでしょう。敗戦の元凶と言われても何とかして自分は権力を持ち続けて生き残りたいのです。
☆また、すし友親衛隊が昨夜、安倍首相と会食!
またまた寿司友ですか!ジャーナリストなのでしょうか?ただの御用記者でしょう。お車代ですか、出たのでしょう。
☆霞が関にも“安倍やめろ”拡大 官僚の「逆襲の夏」が始まる (3ページです)
地位に連綿としているのは前川前事務次官ではなく安倍や菅や萩生田でしょう。嘘で固め、傲慢で依怙贔屓政権の末路でしょう。国民に見えてしまったのです。
☆日本除く世界各国、一斉に金融緩和脱出へ…世界的バブル発生と崩壊のリスク高まる
さて、取り残される日本はどうなるのでしょうか?日本は毒を喰らわば皿までの金融政策を続けるしかないのです。もう遅すぎかも知れません。何とか次期政権に期待をするしかありません。安倍の歩いた後はぺんぺん草も生えないでしょう。