日光 日光植物園2 |
静かな日光植物園でした。ここは東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)の分園です。隣は田母沢御用邸公園の隣にあります。田母沢御用邸の一部も日光植物園に編入されています。
大正天皇は日光の離宮(田母沢御用邸)をこよなく愛していた様で度々日光の離宮を訪れ、自由に散策を楽しまれ、隣の日光植物園や大谷川沿いにも足を延ばしていました。日光植物園の中で特にお気に入りの場所が今でも大正天皇御由緒地として残されていて、池を望む小高い丘の上に石碑があり銅版が置かれていて、裏側に下記の大正天皇による漢詩が刻まれています。特別に風景が良いとは思えませんが、大正天皇はこの場所に座って時間を過ごす事が好きだったのだそうです。
大正天皇の漢詩「日光避暑」
帝都炎暑正鑠金
遠入晃山養吟心
離宮朝夕凉味足
四顧峯巒白雲深
有時園中試散歩
花草色媚緑樹陰
曲池水清魚亦樂
徘徊不知夕日沈
(意)東京の暑さは金属も溶かすほどだ
遠く日光の山を訪ね詩作の心を養う
離宮の朝夕はとても涼しい
見渡せば山々には白雲がかかっている
園内を散歩する機会があった
花や草はあでやかで木は緑陰を作っている
池の水は清らかで魚も楽しそうだ
歩き回っていると日の暮れるのを忘れてしまった
大正天皇は病に伏せる大正6年頃までの約20年間の間に漢詩を1367首残しています。とても殿様芸とは思えない内容です。歴代天皇の中で断トツの漢詩の数です。漢詩から見ると、とても巷で言われているような暗愚な天皇とはとても思えません。また和歌も歴代天皇の中で屈指の和歌の数を詠っています。それも歴代天皇の中でも最高とも言われる和歌の内容です。大正天皇の和歌は文芸評論家の丸谷才一氏は、「大正天皇は御水尾院以来最高の帝王歌人である」と云う。その代表的秀歌を論じながら、「とにかく傑出した力量の持主で、もしもこの才能を自在に発揮させたならば、吉井勇、斎藤茂吉、北原白秋などと並ぶ、あるいは彼らを凌ぐ、大歌人となったに相違ない」と、また作家の五木寛之氏も「大正天皇の短歌を絶賛し、彼こそ歴代天皇の中で最高の歌人」と評価しています。体は弱かったようですが頭脳明晰だったのではないかと思われます。なにか意図的に暗愚な天皇のイメージを作られたのではないかと感じます。この漢詩も自分の境遇を詠っているのかも知れません。大正天皇は平和主義者で家族を大切にした天皇でした。終生一夫一妻を守りました。性格も庶民的で市中の庶民の中に入る事を好まれました。それだけに戦争へ歩み始めた日本の為政者や財界にとっては邪魔な天皇だったのかも知れません。今上天皇と同じかも知れません。憲法を無視して既成事実を作り上げて閣議決定で憲法を平気で捻じ曲げ戦前の日本への道を歩みたい安倍と、憲法を守りたい天皇との戦いが天皇の譲位問題となったのでしょう。皇太子も憲法を守る姿勢に変わりはないので、安倍にとっては今上天皇も皇太子も邪魔な存在なのでしょう。
☆<加計学園>認定2カ月前、山本担当相「四国に新設」
☆「加計に決めた」政府決定2カ月前に山本大臣発言 議事録を入手
菅官房長官はこれも否定をするでしょう。この議事録は山本大臣に随行した官僚が書いたのか、あるいは同席した日本獣医師会の担当者が作った物なのかは分かりません。しかし24日に予定されている両院の参考人招致に安倍政権としては痛いニュースでしょう。しかし残り任期2週間を切りました。逃げ切りたいのでしょうが、安倍政権の支持率が落ちている現在は、逃げれば逃げる程に疑惑は深まるばかりで国民の信頼の回復は内閣改造では出来ないでしょう。逃げると言う事はそこに安倍の疑獄事件があると言う事を証明しているようなものです。
☆日本獣医学会、安倍首相を真っ向批判…「現状理解せず発言」「獣医学教育の根幹を崩壊」 (2ページです)
お友達を儲けさせてやるために安倍は目が曇ったのでしょう。初めから結論アリキの経済特区構想だったのです。岩盤規制に穴をあける事は全国民が納得をします。しかし安倍のやり方はお友達の利益最優先なのです。
☆陸自側、稲田氏に日報の存在報告 「報告ない」答弁前
☆陸自内で保管の日報「非公表」、稲田氏出席の会議で協議
これは森友・加計学園疑惑で政権基盤が弱くなった事で飛び出してきたのでしょう。文科省に続いて防衛省も安倍政権に造反の気配です。あと2週間しか任期が残り少ない稲田防衛大臣に責任を押し付けて終わりにしたいのは制服組だけではなく背広組も含めて防衛省全体の総意なのかもしれません。財務省も増税をできない総理に対して内部で不満が渦巻き始めていると言われています。ますます死に体内閣となります。自民党としては解散総選挙に追い込まれる前に安倍を何とか処理をしたいと考える議員が増えてくるでしょう。
☆稲田防衛相の「隠ぺい疑惑」はなぜ暴露された?情けなさすぎる真相 ~「極秘会議」の中身が漏れるなんて (4ページです)
これは稲田防衛大臣の責任と言うよりも防衛省内部の事務方と制服組の組織的な問題があるのでしょう。それと恐ろしい事はシビリアンコントロールの効力に疑問がある事です。防衛省の政治家3役は何をやっているのでしょうか?腰掛けのつもりで考えていたとしたら大問題です。帝国陸軍海軍時代も通じて軍事組織とは隠蔽体質がある事は変わっていないのです。アメリカ軍にも隠蔽体質は有ります。組織防衛と言う事もあるでしょうし、担当者の出世に響くと言う事もあるのでしょう。アメリカは何度も軍による隠蔽体質を暴く映画になっています。
☆稲田防衛相の日報隠蔽疑惑、防衛省のリークか…安倍政権への宣戦布告と稲田更迭要請 (2ページです)
やはりどう考えても霞が関の官僚の視線が安倍に対して冷たくなっているのでしょう。文科省と防衛省だけではなく霞が関全体の雰囲気として安倍への反乱の前兆かも知れません。やはり全省庁の幹部官僚の人事権を握っての強引なやり方への反発が強いのでしょう。極めつけは佐川理財局長の国税庁長官への人事でしょう。
☆辞職は必至 隠蔽加担の稲田防衛相に与党からも“更迭”要求 (2ページです)
もう救いようがないでしょう。安倍はあと2週間と思っているでしょうが、ここで稲田防衛大臣を更迭をしないと内閣改造まで大きく響いてきます。更迭をしても、更迭をしなくても影響は同じと見れば2週間頑張り続けさせるでしょう。あるいは入院させるとか???
☆安倍内閣の支持率が「危険水域」に 「加計学園の説明納得できない」が8割、識者からは「戦後最悪の政権」という声も
安倍は以前から戦後最低の総理だと常々言ってきました。憲法を守らない事を考えれば明治時代からの日本の憲政史上最低最悪な総理大臣だとも言えます。いまだにそれを30%近い人達が支持をしている事の方が恐ろしい話なのです。安倍政権の4年半で日本が失ったものは大きいのです。せっかく戦後営々と歴代の政権が築いてきた日本の平和を求める姿勢を一気に覆したのです。安倍は戦争をしたいと言うよりも戦前の日本の様に大東亜共栄圏を作りたかったのです。日本を盟主とするアジアの連合体です。そんな事は国際的な政治情勢からみて出来るはずがないのですが、そんな妄想の中で安倍の単純頭には出来ると思い込んできたのです。その安倍の前に立ちはだかったのは中国であり北朝鮮なのです。そのために対中包囲網と言うアメリカの極右のネオナチとも言えるネオコンの残党と手を組んだのですが、ネオコンは過去馬鹿ブッシュ大統領の時代は政治を動かす事が出来たのですが、イラク・アフガン戦争以後はアメリカではほとんど力を失っているのです。アメリカのオバマ大統領は中国と経済で深く結びつく方法を選んだのです。トランプも中国との関係を重視しています。トランプはファミリーのビジネス優先の大統領です。中国はトランプのファミリにとって金の卵なのです。
☆日野原重明氏が遺した安倍政権の改憲に反対する言葉! 「押しつけ憲法論」も真っ向否定
安倍のような単純頭には何を言っても通用しないでしょう。他の意見を無視を続けること事が平気で出来るのです。
☆中国軍の最強駆逐艦が進水 米中の軍事バランスに変化も
確かに中国の新型駆逐艦は物凄い性能のようです。そのために航空自衛隊はマッハ3以上で超低空を飛べる対艦ミサイルASM-3を開発しF-2に搭載するのでしょう。ASM-3の性能の詳細はは分かりませんがかなり高性能なのでしょう。中国の最新鋭駆逐艦をアウトレンジ戦法でF-2から攻撃できる性能なのでしょう。しかし軍拡競争は何も生みだしません。軍需産業とそれに寄生する政治家と官僚が太るだけです。日本は平和憲法の精神に立ち戻って冷静に日本のこれからの生き方を考えるべきです。
ノーベル賞で医学・生理学賞に輝いた大村智・北里大特別栄誉教授の事を忘れないようにしないといけません。大村氏が見つけた化合物は熱帯地方の風土病の薬などで実用化しており、医療や科学研究の発展に大きく貢献した功績が評価されたのです。大村氏の研究でどれだけ多くの人々が救われたか考えるべきです。ミサイル1発のお金やF-35やオスプレイ1機のお金があればもっといろいろな、人類に貢献できる研究が出来るはずです。沢山の人々を救えるかも知れないのです。大村名誉教授は昭和50年(1975年)に抗生物質「エバーメクチン」を発見。この化学構造を改良し、米製薬大手メルクが家畜の寄生虫駆逐剤「イベルメクチン」を開発したのです。この薬剤は1982年にアフリカなどの風土病である「オンコセルカ症」にも極めて高い有効性を持つことが判明しました。メルク社が治療薬として製品化したのです。イベルメクチンは世界保健機関(WHO)を通じ、アフリカや中南米などで延べ10億人以上に無償提供され、多くの人々を失明の危機から救ったと言われています。大村名誉教授はイベルメクチンで得た特許料で病院を建て研究の資金としました。当時の北里研究所は大赤字でメルク社から3億円で特許料の買収話がありました、研究所は飛び付いたのですが大村教授は北里研究所の副所長として反対をして潰しました。代わってメルク社と歩合での交渉に成功させ、今や北里研究上は総金融資産230億円以上とも言われているそうです。
アベノミクスで本当に第3の矢をこのような研究に注ぎ込んでいれば、研究成果はそのまま軍事力ではなく人類への貢献によって日本の安全保障に繋がるはずです。安倍は対中包囲網などと言う妄想で世界中に日本国民のお金をばら撒いてきたのです。ほとんどが後進諸国の政治家の懐に消えるのでしょう。どぶに捨てたのと同じ事です。
☆トランプ対プーチン初の首脳会談 プーチン圧勝の舞台裏
トランプはファミリービジネス最優先なのです。プーチンは忖度する事で何らかの見返りを与えるのでしょう。当然トランプはプーチンにかなわないはずです。弱味を握られているのでしょう。
☆被災地を食い物にする奴ら
河野太郎代議士の「ごまめのはぎしり」です。
☆習近平氏肝煎りの中国副都心、歩いてみたら罰ゲーム (3ページです)
河北省保定市郊外の容城県に習近平の肝煎りで作られる副都心は習近平一派の新し資金源となるのでしょう。これが中国共産党の党員の幹部の錬金術なのでしょう。しかし誰も批判は出来ないのでしょう。批判をすれば即逮捕されてしまいます。批判をした共産党員の幹部は党を除名されて辺境の労働者に左遷させられてしまうのでしょう。日本の被災地を食い物にする奴らと変わりません。
☆トランプ政策の実現性さらに疑問符、強まるドル安観測
トランプのやり方は滅茶苦茶なのです。やはり政治経験がない人物で、本人も大統領などになれるとは思っていなかったのでしょう。そのために本人もスタッフも大統領としての準備期間がほとんどなかったのです。トランプが大統領でいる限りアメリカ国内の分裂はますます酷くなり、国際関係でもアメリカの孤立は強まるでしょう。
☆米共和党、予算案でも意見が対立 オバマケア改廃の二の舞か? (2ページです)
トランプ政権によりますますアメリカは分裂を深めていくのでしょう。一番喜んでいるのはプーチンでしょう。トランプに大統領選挙で肩入れをして大正解だったと笑っているでしょう。習近平もトランプは大きい事を言っても何もできない男だと見ているでしょう。トランプ一族やクシュナー一族を経済利権で優遇すればOKだと考えていると思います。