8月1日の長野県小布施町の街並みです。カメラはニコンD800と24-120mmです。
半世紀ほど昔から毎年数回は小布施には来ています。昔は田舎の鄙びた田舎町だったのですが、いまや素晴らしい街並みの雰囲気を持った街に生まれ変わっています。町興しの始まりと言っていい町でした。江戸時代は千曲川の舟運が発達し、定期的な市場の六斎市がたち、北信濃の経済と文化の中心として栄えました。
小布施は栗で有名ですが始まりは室町時代に丹波の荻野常倫と言う武将が小布施に地頭として下って来て雁田城を築城した時に、丹波の栗をもたらしたと言われています。小布施の栗はDNA鑑定によると丹波の栗なのだそうです。小布施を流れる千曲川の支流の松川は昔から酸川と呼ばれるほどで、その酸性土壌が香りと甘さのある栗を育みました。戦国期は隣の中野に本拠のあった高梨氏に支配をされていましたが、高梨氏が上杉景勝に従って会津に移り天領になりました。江戸時代初期に小布施の栗林が松代藩の「御林」となり管理され始め、収穫された栗を厳選して将軍家に献上していました。小布施の栗は将軍家への献上が終わらないと栗林から外へ持ち出す事も、栽培者が食べる事も禁じられていました。栗林は「留め林」と呼ばれました。将軍家に献上後は食べる事が出来たそうです。
小布施には福島正則のお墓が岩松院にあります。福島正則は大坂落城後に幕府に嵌められ広島城の無断改修をとがめられて、50万石の広島を召し上げられ、信州川中島に4万5千石で移封させられます。陣屋は高山村でした。1/10以上の減封でした。武田信玄と上杉謙信が戦を繰り返した川中島です。4万5千石と言っても領地は細かく分散させられ小さな領地の周りを旗本や譜代大名の領地で固められ常に監視の目が届いていました。そして、後継ぎの忠勝が早世したため、正則は息子への宛行扶持(あてがいぶち)2万5千石を幕府に返上し2万石の大名となりました。信州に来て5年後の寛永元年(1624年)7月13日に、悲運の名将のまま死去しました。切腹をしたと言われています。しかも幕府検死役の堀田正吉が到着する前に、家臣の津田四郎兵衛が福島正則の遺体を火葬したとして、最後に残った2万石も没収され、福島家は取り潰しとなりました。幕府は正則の子の福島正利に旧領から3112石を与えて旗本としました。福島正則の家臣群は非常に優秀で文武両方面での有名人が多く居て、正則は広島城を召し上げられた時に股肱の家臣たちの再就職先を最後まで心配をして、諸大名たちに斡旋状を書いて家臣達に渡していたそうです。どの大名も福島家の家臣と言う経歴に福島家の扶持よりも多くの扶持で召し抱えたと言われています。それだけに優秀な家臣たちが多かったのでしょう。岩松院は荻野常倫の開基の寺院です。葛飾北斎の89歳の傑作肉筆の「八方睨み鳳凰図」で有名なお寺です。その迫力には圧倒されます。
葛飾北斎は度々小布施を訪れています。北信州一番の豪商の高井鴻山の屋敷に逗留をしました。高井鴻山は幕末での一流の文化人でもあり、また尊皇攘夷に理解を示し、幕末の尊王攘夷浪士の資金源でもありました。幕府に指名手配された浪士たちを匿い資金援助をしていたと言われています。また高井鴻山は北斎の絵画の弟子でもあり、高井鴻山の屋敷には多くの絵が残されていて、いまだに北斎が描いたのか、あるいは高井鴻山が描いたのか分からないのだそうです。高井鴻山邸は常に隣町の中野代官所に見張られていました。葛飾北斎は幕府隠密であったとの説もあります。確かにそれを思わせる点も多く有ります。幕府隠密の手形が無ければいかに健脚と言っても高齢での短時間での江戸と小布施の度々の往復は無理です。
曾禰好忠(そねよしただ)の家集「好忠集」から
なが日すら 長めて夏を くらすかな
吹きくる風に 身をばまかせて
(意)永い一日ですら、じっと物思いにふけって夏を暮らす。吹いてくる風に身を任せて。
曾禰好忠は身分が低かったようですが、自撰と思われる「忠好集」(通称「曾丹集」)があります。延長初年(923年)の頃に生まれたと思われます。石上氏(いそのかみのうじ)と同族で物部氏の末裔と言われています。官位は六位丹後掾が最高位でした。長く丹後掾を務めたので曾丹後(そたんご)とも曾丹とも称されました。藤原氏以外の受領層の歌人との付き合いから下級官吏の不遇を詠ったりしました。和泉式部とともに当時の革新的な和歌に大きな影響を与えたと言われています。
P.S.
今に日本全国民が安倍を権力者にしてしまったことを大後悔する事になるでしょう。
自公の安倍政権は日本を滅ぼす政権です。何とかしないと大変な事になってしまいます。悪魔とでも手を結ぶしかないのかも知れません。とりあえず安倍を政権の座から引きずり降ろさないといけません。
アメリカの雇用と経済のためでしょう。完全に戦争ビジネスです。危機を煽れば煽るほど安倍は何でも売ってください、何でも買いますと言う事になるのでしょう。お金は「打ち出の小槌」を一振りすれば幾らでも湧いてきます、と言うのでしょう。結局は赤字国債でいずれは国民にのしかかってきます。それならF-35ではなくF-22を売ってくれと言えばいいのです。
安倍には確固たる経済にも政治にも方針があるわけではないのです。その場その場で適当にやっているだけなのです。とにかく目立てばいいと言うのでしょう。結局はウロウロとアメリカの周りをまわっているだけなのです。日本の憲政史上最低最悪な男です。
日本政府発表の年間の自殺者22,000名と世界保健機関(WHO)発表の年間100,000名とどちらが正確なのかは分かりません。
今井議員と関係を持たなければ橋本前議員は次期の衆議院選挙の自民党の候補者になれたでしょう。しかし民進党の山尾議員もあれだけ期待をされていたのに自ら転げ落ちました。Hが嫌いな人は少ないでしょうが、あまりにも脇が甘すぎます。橋本議員なんてどうでも良いのですが山尾議員には非常に期待をしていただけに非常に残念です。むかし一時期でしたが父の九段にあった議員宿舎から通っていた事がありました。当時はよく自民党の国会議員の先生方が女性のお持ち帰りを目撃をしました。廊下をステテコ姿で女性を追いかけている議員も見た事があります。当時はそんなもので別に問題にならなかったのですし、マスコミも五月蠅くない時代でした。昔も今も変わっていないのでしょうが、マスコミが厳しくなったと言う事なのでしょう。別にフランスの様に恋愛に寛容になれとは言いませんが、国会議員にはもう少し真面目に仕事をしてもらいたいと思います。マスコミも行き過ぎでしょう。
しかし安倍にとっては加計理事長を守り切れれば刑務所の塀の中には落ちないで済むのです。それは必死でしょう。そのために安倍個人のために働いてくれた官僚には報いているのです。しかし腹の立つやり方ですね!
残業300時間とは信じられない数字です。私も大学を出て就職先での残業は月200時間超でした。毎日終電に間に合うように全員でタクシーで東京駅まで走っていきました。仕事が終わらなくて会社に泊まり込みの時もありました。土曜日は当時は半ドンでしたが、私の職場は20時まで働き、日曜日も月に1回は出勤をしていました。本店に付属している営業所でしたが、職員が次々と倒れるのでその負担が元気な者にのしかかるのです。地獄と呼ばれた職場でした。残業代は80時間程度しか出なくて残りはサービス残業でした。給料も本給よりも残業代が多く、お金を使う時間もないので溜まりました。昔は精神的にも肉体的にも日本人は丈夫でした。丈夫でなければ生きていけない時代でした。しかし現代社会で300時間の残業とは異常すぎます。
ハリケーン「イマル」に襲われたカリブの島々は壊滅状態だそうです。死者は今後も大幅に増えるでしょう。今週末にフロリダ直撃の可能性があるようです。8月下旬のハービーの直撃を受けたばかりです。アメリカは北朝鮮どころではなくなるでしょう。世界中の気候がおかしくなっているのです。原因は良く分かりませんが、一番の可能性は地球温暖化だと言われているのです。そのために今年6月にパリ協定で地球温暖化防止を目指して、温室効果ガスの排出についての2020年以降の各国の取り組みを決めた国際的なルールを定めましたがアメリカのトランプはパリ協定からの脱退を表明をしているのです。理由は二酸化炭素の増加が温暖化の原因である事は証明されていなく、アメリカの雇用を守る事を優先するためと言っています。やはり馬鹿は死ななきゃ治らないのでしょう。
結論が3か月延びただけです。ハリケーンのハービーの災害対策と抱き合わせなのでしょう。来年の中間選挙を控えて上下院の議員達は色々と考えているのでしょう。また12月になれば同じ問題が起きるのです。
自分を批判したコーン国家経済会議(NEC)委員長のトランプへの批判を許さないのでしょう。自分は常に正しいと反省を知らない男なのです。コーン氏はトランプが三顧の礼でゴールドマンサックスからスタッフに迎えた人物です。ゴールドマンサックスでは在職期間の大半をトレーダーとして過ごしました。傘下のコモディティ部門Jアーロンから、ゴールドマンサックス本体に移り、債券・株式・グローバルセキュリティー部門の責任者を務め、その後社長に就任した経歴を持つ民主党に近い人物でユダヤ系です。それだけにトランプのシャーロッツビルでの衝突を巡る人種差別的発言を「政権は白人至上主義勢力を一貫して非難すべきだ」と批判をしたのです。それがトランプの逆鱗に触れたのでしょう。FRBの議長にはエコノミストが就く事がほとんどなのです。トレーダーとしては一流だったかも知れませんが慎重に物事を考え発言をする必要のあるFRB議長としては不適格とも言われています。
トランプは超ワンマン経営者だったので自分がNo.1 でなければ納得が出来ないのでしょう。とにかくオバマ前大統領の功績をことごとく否定をしたいと思っているのでしょう。しかしトランプが焦れば焦るほどオバマ前大統領が光ってくるのです。それがますます気に入らないのでしょう。やはりトランプは狂っているのです。
横須賀を基地とする第7艦隊だけの問題ではないでしょう。やはりアメリカ海軍の人的な劣化現象でしょう。
習近平にとっては太子党に頼らなくても完全自立できていると言う事なのでしょう。今後は派閥にこだわらず忠誠心のある能力のある若手を使っていくと言う事なのでしょう。