栃木市 つがの里の桜1 |
「つがの里」は桜で有名です。栃木県旧都賀町は桜の多い町でした。旧町内に数か所の桜の咲く里があります。特に「つがの里」は枝垂れ桜の巨木が何本かあり里桜を中心に種類も豊富です。また次回アップをしますが真っ白な山桜の巨木も「つがの里」のシンボルとして有名です。
古今集から在原業平のうた
世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし
(意)この世の中に全く桜というものが無かったならば、春を過ごす心はのどかであったろうよ
詞書きに「なぎさの院にて桜を見てよめる」とあります。なぎさの院とは大阪府枚方市辺りにあった惟喬親王(これたかのみこ)の渚の院と呼ばれた別荘です。惟喬親王は父が文徳天皇で第1皇子でした。母は紀静子でした。すでに没落をしている古代氏族の紀氏に外戚になられる事は藤原氏にとっては一族の死活問題でした。若くして聡明だった惟喬親王を文徳天皇は皇太子にしたかったのですが紀氏系の天皇を嫌う藤原氏の太政大臣藤原良房によって潰されました。普段は藤原氏の内部で権力闘争が激しいのですが、一族の危機には一致団結をするのが藤原氏の特徴です。藤原氏は一族をあげて唯一生き残ってきた古代氏族の紀氏を潰しにかかったのです。古代天皇を支えた三大氏族の物部氏と蘇我氏はすでに滅び、藤原種継暗殺事件から大伴氏を完全に中央政界から追い払った藤原氏です。族の出身も良く分からない権謀術策に秀いでた藤原氏です。小豪族となってしまった紀氏では大氏族になっている藤原氏には対抗は出来なかったのでしょう。藤原良房の孫で文徳天皇の子供の惟仁親王(清和天皇)が天皇に即位しました。惟喬親王は悲劇の人で聡明なだけに無理をしなかったのでしょう。
伊勢物語ではこの和歌の反歌が詠み人しらずとして載せられています。
散ればこそ いとど桜は めでたけれ
憂き世になにか 久しかるべき
(意)桜は惜しまれて散るからこそ素晴らしいのだ。世に永遠なるものは何もない
伊勢物語では業平が交野で狩のお供をした際、「狩はねむごろにもせで、酒をのみのみつつ、やまとうたにかかれりけり。いま狩する交野の渚の家、その院の桜ことにおもしろし。その木のもとにおりゐて、枝を折りてかざしにさして、かみなかしも、みな歌よみけり」と書かれています。その宴には桜を見る楽しみと同時に藤原氏の勢いに押されて天皇に就けない惟喬親王を囲む側近達の諦めと悲しみを感じることが出来ます。反歌を誰が詠んだのかは分かりません。
☆財務省、森友のために必要な申請書類や手順を記載。異例の親切対応は明らか
☆特捜部、財務局を捜査。担当者に説明を求める+財務省、今度は籠池と交渉した室長隠し
特捜部が本気になれば簡単に解明することは出来ます。どこまで権力者の安倍の圧力を跳ね返せるかでしょう。まあ、無理でしょうね。特捜部の直接の指揮権は高検にあります。高検の検事は全員が法務省の官僚です。どこで手を打つかの結論は既に決まっているはずです。ロッキード事件の時の田中角栄の様にアメリカが直接指示をしない限り安倍には手も触れる事は出来ないでしょう。田中角栄は本気でアメリカから独立をしようとして独自国際外交や独自資源外交を行おうとしてアメリカの逆鱗に触れたのです。田中角栄事件から日本の自民党の政治家はアメリカの顔色を窺うようになったのです。
☆昭恵氏証言なくして安倍首相辞任回避できないー(植草一秀氏)
いまだに分からないのは安倍本人が何故籠池理事長を参考人ではなく、証人喚問にしたのかがいまだに分かりません。安倍本人が指示をした事は確かなようです。間違いなく何か理由があったはずです。そして安倍の側近も止めなかった事も不思議です。私はこの事件が起きた時から大きくなると予感をしていました。力で押さえこめると考えたのかも知れませんが、あまりにも乱暴でした。残念ながら民進党の追及が弱すぎでした。普通ならば内閣が飛んで当然な事件です。
☆【森友】片山元総務相「安倍政権は籠池前理事長がいい加減な人だとのメッセージは出すが、疑惑に反論できていない」 片山元総務相「財務省が記録を捨てることはない」
以前から言っていますが役人が記録を捨てる事は絶対にありません。私の経験からも彼等はメモ魔であり特に自分にとって都合が悪い事は必ず記録を取り何処かに残すものです。検察や警察が動いた時に自分の利益のために必ず行う事です。
☆日本政府が「トマホーク」配備検討 慎重だった米側、北脅威で態度軟化と防衛省筋
果たして日本の防衛には必要なのでしょうか?それより前に外交手段があるでしょう。防衛装備に関してアメリカはここのところ大きく日本への風当たりを弱めています。実質的な軽空母(ヘリ空母)の設計から配備を認め、マルチ戦闘機F-2の後継であるF-3の実証機の「心神」の設計から飛行まで認めてきました。またP-1哨戒機も日本の設計と国産を認めたのです。代りにF35とオスプレイを購入するのです。
☆ナショナリストに共通する「ごちゃまぜ経済政策」
ナショナリストは一般的に右翼の事だと思われます。右翼でも特に極右は単細胞なのです。自国至上主義なのです。周りの事が見えないのです。経済のような複雑な生き物を理解が出来ないのです。そして愛国を売りにすれば混乱している社会であればあるほど支持は集まるのです。私も完全な経済の自由化は決して良い事だとは思っていません。適度な規制は絶対に必要だと思います。私の様に中道左派でもナショナリストはいるのです。私は安倍の様な売国奴ではありません。
☆ミサイルに備えて原発廃炉を Jアラートに見るバラバラ対応
安倍政権は北朝鮮危機は憲法改正のチャンスととらえていて危機対応は全く行っていません。日本を右傾化する千載一遇のチャンスとしか見ていないのでしょう。だから安倍自身を含め半分以上の閣僚が海外へゴールデンウィークを使って公費で遊びに行ったのです。内閣改造を控えて是非とも最後のチャンスを生かそうとしたのでしょう。日本の北朝鮮危機など安倍政権も自民党も感じていないのです。マスコミを使って煽るだけ煽らせているのです。もし本当に起きたら日本は大丈夫でしょうか?
☆中国から今年最悪の黄砂飛来 マスク使用が急増=韓国
黄砂だけならば大昔からの恒例行事の様なものですが、最近は中国での黄砂以外の有害物質が付着して飛んでくるので注意が必要なのです。
☆<仏大統領選>マクロン氏が当確 極右・ルペン氏破る
☆仏大統領選、マクロン氏当選確実に…仏メディア
極右の台頭をストップできたことは非常に日本にとっても喜ばしい事です。フランスの知性派が反知性派に勝利をしたと言う事でしょう。EU首脳も胸を撫で下ろしているでしょう。トランプとルペンにプーチンが手を結べば何が起きるか皆目見当がつかない世界になります。自分の利益そして自国の利益優先しか考えない主導者が増えてくると世界はナチスドイツの台頭やソ連の台頭を再び見てしまう事になったかも知れませんでした。さて日本も極右の安倍を中心とする日本会議を何とかしないと大変な事になります。戦前の日本に戻そうとする人達です!