7月30日の軽井沢の軽井沢タリアセンです。むかしの塩沢湖です。私も今まで散々軽井沢に行っていますが、塩沢湖を訪れるのは何十年ぶりでしょうか?最近は軽井沢レークガーデンに行くことが多いです。カメラはソニーα7RⅢと24-105mm&100-400mmです。
安貴王(あきおう)が歌一首 并せて短歌
とほづまの ここにしあらねば たまほこの 道をた遠み
思ふ空 安けなくに 嘆くそら くるしきものを
み空ゆく 雲にもがも たかとぶ 鳥にもがも
明日ゆきて 妹に言問ひ 吾が為に 妹もことなく
妹が為 吾れもことなく 今も見るごと たぐひてもがも
しきたへの たまくらまかず 間置きて
年ぞ経にける あはなくもへば
【通釈】 遠い都の妻は、ここにはいないので、逢いに行きたいけれども道が遠いので、思う心は平静でなく、嘆く心は苦しいことよ。空を流れゆく雲にでもなりたい。空高く飛ぶ鳥にでもなりたい。明日訪ねて行って、妻と語り合い、私のせいで妻が咎められることなく、妻のために私が咎められることなく、今面影に見るように、ぴったり寄り添っていたいものだ。
妻の腕を枕にして寝ることもなく長い年月が経ってしまった。逢っていないことを思うと
この長歌と反歌には左注と言う説明が書かれています。「右は、安貴王、因幡八上釆女を娶り、係念極て甚しく、愛情尤も盛なり。時に勅して不敬の罪に断じ、本郷に
退却(しりぞ)く。是に王の
意悼(こころいた)び悲しびて、聊か此歌を作ると」と書かれています。安貴王は万葉集では有名な歌を残した志貴皇子(しきのみこ)の孫です。女帝の元正天皇の時に、全国の郡司達(国司は中央官僚ですが郡司は地方官僚で地元の有力豪族が郡司となりました)から天皇に贈られた女性の一人であった因幡八上釆女と密通をしたことにより、罪に問われたのです。安貴王は領地で謹慎に、因幡八上釆女は因幡国に返されたのです。しかしすぐに許されたようです。因幡八上釆女は藤原四兄弟の末弟の藤原麻呂に下げ渡されました。女帝なのでお手付きではなかったのでしょう。釆女は天皇以外との通婚は禁じられていたのです。お手付き釆女を臣下に下げ渡す事は臣下にとっては最大の名誉なのでしょう。内大臣だった中臣(藤原)鎌足が天智天皇の手が付いた美人と評判の釆女の安見児(やすみこ)を下げ渡された時の喜びの歌が万葉集に載っています。
吾はもや 安見児得たり 皆人の
得かてにすとふ 安見児得たり
(意)俺はついに安見児を得た。どなたも手に入れ難いと言う、安見児を得た
なお安見児は天智天皇の子供を腹の中に宿したまま中臣(藤原)鎌足の元に嫁いだとされ、生まれたのが鎌足の次男の藤原不比等だったと言われています。中臣鎌足の長男は中臣真人でしたが、天智天皇の子供である不比等を得た事により、長男の中臣真人は僧籍に入れて定恵(じょうえ)として遣唐使とともに唐に渡りました。その後に百済経由で帰国をして数か月後に明日香で亡くなりました。仏教熱心だった蘇我一族でも長男を僧籍に入れる事はありませんでした。当時の常識を覆す事だったのでしょう。天智天皇の血筋の次男の不比等に家を継がせ、長男を僧籍に入れ唐に留学させ外交僧としようとしたのでしょう。壬申の乱の時は藤原不比等はまだ若く、近江朝廷(天智天皇と大友皇子)側にいたとされ、乱後は天武朝廷に移り重く用いられたのです。たぶん天智天皇の子供である事を天武朝廷でも知っていたのでしょう。天武天皇の后たちの多くは天智天皇の娘達だったのです。腹違いの弟と言う事だったのでしょう。
藤原不比等は、697年に草壁皇子の子供である軽皇子(かるのみこ、後の文武天皇)の天皇への擁立に成功し、軽皇子の祖母の持統天皇の全面信頼を受け、軽皇子の後見人として政治の表舞台に出てきたのです。軽皇子の乳母である犬養三千代の力添えで、娘の宮子を軽皇子に嫁がせ、天皇との外戚関係を持つことに成功し絶対的な権力を握ったのです。この時に朝廷は中臣氏の中で藤原姓を名乗る事は鎌足の直系に限ると勅令を出したのです。藤原不比等は正式な正史として国史を作るとして、各氏族に伝わる家伝などを集め、全てを焼いてから都合の良い様に日本書紀の編纂を自ら主導をして日本の歴史を作ったのです。この時にたぶん間違いなく百済の王族だった中臣鎌足の出生を誤魔化したのです。
「古事記」は712年、「日本書紀」は720年の成立とされています。「古事記」の方が神話時代の物語が豊富で、文学的な色彩が濃厚なのです。一方の「日本書紀」は日本の正史として年代を追って書く編年体で書かれています。「古事記」は漢字の音・訓を使い分け、和文で表現しようとしているんですが、「日本書紀」は漢文なので、中国の人が読んでも多くは理解できるのです。古事記は国内向けで、天皇家が統治する根拠と正統性を示すために、国譲り、天孫降臨などの神話に力を注いだのでしょう。日本書紀は遣唐使などが中国に持ってい行った海外向け外交文書だったのかも知れません。両方とも藤原不比等が編纂の最終責任者だったのでしょう。しかし古事記は一時は偽書と言われていた時期があったのです。
女性天皇の第43代元明天皇の代、詔により太安万侶(おおのやすまろ)が稗田阿礼(ひえだのあれ)の誦するところを筆録し、『古事記』を編んだと言われています。昭和54年に奈良市此瀬町の茶畑から安万侶の火葬された骨や真珠が納められた木櫃と墓誌が出土しました。
P.S.
新型コロナの問題もあるのです。中国恒大集団の放漫経営の責任にされるでしょうが、根は深いのです。中国のバブルだけではなく世界中のバブルが弾けるのでしょう。特に習近平はハードランディングを選ぶ可能性が高いでしょう。そうなれば世界中の泡は一瞬で弾けます!
中国恒大集団の巨額債務問題はほんの氷山の一角でしかないのです。今後ほかの大企業や元国営企業の不良債権問題も一気に出てくる可能性があるのです。日本のバブル崩壊同じでしょう。日本がバブル崩壊をした後で中国共産党の経済担当は中国は日本お失敗を学んでいるので、決してバブル崩壊などは中国では起きないと言っていたのですが・・・!
まだ誰も習近平の腹の中は想像するだけで、今後どう展開をして行くのか分からないでしょう。中国恒大集団一つだけならば処理はむずかしくないでしょうが、今後次々ともっと大きな不良債権を抱えた大企業が出てくるでしょう。たぶん習近平がここのところいやに焦ったように独裁権力を強化をしてきた事を見ると、ある程度は不良債権の問題を予想をしていたのだと思います。中華皇帝となると責任は部下にかぶせると言う事でしょうか?しかし習近平に方策があったかと言うと微妙です。とりあえず公的資金投入で中国恒大集団を救ってから、国民からの批判を避けるために中国恒大集団の幹部連中を逮捕して数名を死刑に即刻処して口を封じ、残りは死刑執行を猶予するとするのでしょう。ただし秘密を喋ったら死刑にされます。もっとも刑務所の外には一生出られないでしょう。しかし私は中国の不良債権の根は深いと思うので、ハードランディングを習近平は選ぶのではないかと危惧をしています。
中国恒大集団とは多くの企業が恒大グループを形成をしているのです。一つが倒れると将棋倒しのように倒れる可能性があるのです。それぞれ地域と密着をしているでしょうから地方政府への影響が大きいのです。地方政府としても対策の立てようは無いでしょう。精々暴動が起きないように武装警察を配備するぐらいでしょうか?あるいは万一の場合には差し押さえをする準備と言う事でしょうか?
☆中国恒大、社債利払いできず ドル建て、猶予期間入り―米報道今回は何とか凌いでも、今月29日に再びドル建て債の4750万ドルの利払い期限が来るのです。時間稼ぎのために中央銀行の中国人民銀行が援助をしているのでしょう。いつまでも続けられません!これが引き金となって他の大手不動産会社に広がっていくと同時に、他産業への不良債権問題は影響も大きいはずです。
今後ますますワクチンの効果が効かなくなる新たなデルタ型以上の変異種の感染が広がってくるでしょう。
こんな事は基本中の基です!何を今頃と言いたいです!厚労省は本当に日本の荒涼省です!
金曜日から伊豆高原に来ています。家の修理の打ち合わせなのですが、金曜日朝6時に浦和を出て伊豆高原に着いたのは10時半でした。道路は非常に混んでいました。伊豆は飲食店は本当に酷い状態で、閉店や休業ばかりで、昔からの別荘族が使っていた美味しい店は壊滅でした。今朝は下田に行ってきたのですが、ランチにいつも混んでいる地魚の店に行ったのですが、まったく人がいなくて客は私達夫婦だけでした。何時も昼は待たされるぐらいの大混雑をする店だったのです。何時も頼む地魚丼を頼んだのですが、鮮度がかなり落ちていて期待外れでした。このような状態では熱海以南の伊豆半島の店は壊滅してしまうでしょう。かと言っても決定的な方策は浮かび上がりません。やはり医療体制を見直して、早く無症状者の発見のために厚労省が邪魔をしてもPCR検査の件数を都内は最近の一日数千件から5,6万件に増やさないといけないでしょう。なぜか全国的にPCR検査数が激減をしているのです。都は1日7万件以上の検査能力はあるはずなのです。徹底的に無症状の感染を広げる人達を見つけ出す必要があるのです。そうしてWithコロナに舵を切らなければダメなのでしょうが、いまの政府や都では到底出来ないでしょう。何故出来ないかは皆さんは良く分かっているでしょう。日本の政治・行政が持っている構造的な欠陥です。
確かに菅政権は良く分からない政権でしたが、安倍政権よりも必死にワクチンに関しては働いたことは確かです。安倍政権では先に利権の話を処理をしないと進まなかったでしょう。その点は菅政権は評価をします。
インフルエンザのタミフルのような薬が新型コロナにでも出てくれば将来は風邪の一種となって行くでしょう。
コロナ後遺症は本当に怖い話です。まだ新型コロナウイルスの実態が解明されていないのです。中国が握り込んでいる極秘情報を公開すれば少しは前に進むのでしょうが、中国共産党は人の命よりも党の存続を優先するので、公開は絶対にしないでしょう。
与党も大混乱になるのでしょう。
そもそも文大統領以下文政権の幹部達は社会主義者なので当然アメリカよりも中国共産党や北朝鮮の労働党にシンパシーを感じているのでしょう。そもそも反米・親中の人達なのです。当然に中国へ寄ろうとするのは本能なのでしょう。しかし中国に経済危機が訪れる可能性が出ているのです。韓国の事まで中国は面倒を見られるでしょうか?
ローンは上手に使えば得なのですが、一つ間違えると命取りになります。特に住宅ローンは巨額なので一つ目算が狂うと家族全部の命取りになります。