京都 醍醐寺の桜2 |
しつこいようですが憲法改正への手続きに関して4月10日の私のブログのトップに書いたものを再掲します。勉強不足で頭の悪い政治家に読んでもらいたいものです。また私のブログを読んでいる人たちは非常に少数ですが、いま一度読んでもらいたいと思います。
日本国憲法第96条:
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
これは非常に重要は条文です。このように通常の法律より改正が難しくなっている憲法のことを「硬性憲法」といいます。ほとんどの国の憲法が硬性憲法であり、世界的には標準となっています。これは時の権力者などが簡単に自己の都合の良いように憲法を改正させないための知恵なのです。日本の憲政史上で総理大臣が憲法改正に関して具体的に答弁する事は極めて異例な事で非常に危険な事だと思います。そもそも安倍総理の頭では憲法の本質など分かっていないと思います。公明党が反対をしているので昨日の安倍・橋下会談で橋下市長を引っ張り込もうとしているのでしょうが、憲法改正をするなら現行法の中で正々堂々と行うべきです。本来、権力者を制限するのが憲法なのですから、こんなことが許されたら憲法は要らなくなり権力者の言葉が憲法となってしまいます。憲法は基本法であって、「硬性憲法」と言われるように簡単には改正できないものなんです。憲法は時の政権の都合でたびたび変更することができないようになっているのです。過半数で変えられると政権交代ごとに憲法を変える事になります。そんな事になれば国は混乱をして国は分裂をしてしまいます。国会議員の愚かな頭で考えずに、先人の知恵に学ぶべきです。
憲法は国民の自由と権利と言う基本的人権を保障するためにあるのです。そのために、法律や条例など他の法規範と異なり、国民が憲法を通じて国家による国民への人権の侵害を防ぐとか、人権を守ることが国の統治機構であるとした命令規範という性格を持っているのです。それなので憲法は法律や条例よりも優先し国の基本を定めるものなのです。安倍総理や改憲論者は一番大事な事が分かっていないのでしょう。もう一度勉強をして来いと言いたいです。国民も風に乗せられて考えるのではなく自分達の生活に非常に大きな影響があるのです。冷静にそして真剣に考えるべきです。
3月27日の京都の醍醐寺の三宝院の桜です。三宝院は永久3年(1115年)醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建されました。醍醐寺の本坊的な存在であり、歴代座主が居住する坊です。国の特別史跡・特別名勝となっている三宝院庭園は、慶長3年(1598年)豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭園です。三宝院は以前は建物から庭園の撮影はOKでしたが、数年前から撮影禁止となり厳しくチェックをされます。また以前は建物の奥まで入れましたがいまは庭を見渡せる寝殿造りの表書院の一部までは入れますが、他は立ち入り禁止となっています。カメラはニコンのD800と28-300mm&16-35mmです。
新古今集から式子内親王のうた
はかなくて すぎにし方を かぞふれば
花に物おもふ 春ぞへにける
(意)とりとめもなく過ぎてしまった年月を数えれば、桜の花を眺めながら物思いに耽る春ばかりを送ってしまった。
P.S.
☆<G8外相会議>北朝鮮非難の声明…「最大限強い言葉で」
しかし面白い話です。国連軍に参加して北朝鮮軍と中国軍と戦った国が休戦状態の国に在外公館を持ち、かつこのような声明を出すのも不思議な気がしませんか?休戦は終戦ではありません。朝鮮半島では休戦状態なのです。ここで勉強です。停戦とは戦争や武力紛争の局地での一時的な停止をいいます。この場合は現地司令官同士の話し合いで停戦をします。普通は戦死者・傷病者の収容、捕虜の交換等です。休戦とは交戦当事国の合意により戦闘を一時停止することです。休戦協定は平和条約や講和条約へのワンステップで通常は国の批准が必要なのです。休戦協定は平和条約と異なり、戦争状態を終了させる効果はありません。期間を定めない休戦の場合は当事者国は相手国に通告のうえ、いつでも戦闘を再開できるのです。 こんな事は国際法上では常識です。とにかく1953年7月27日の朝鮮戦争の休戦協定締結後今まで平和条約や講和条約を結ばないで放置してきた国々(国連)の責任は大きいと思います。
少し話がずれますが、ここで忘れたはいけないことが韓国による李承晩ラインの問題です。1951年7月10日から開城においてロシアを仲介として休戦会談が断続的に繰り返され、実質的な停戦期間に入るとともに1952年1月18日韓国の大統領李承晩によって一方的に李承晩ラインが引かれました。これにより韓国は竹島と対馬の領有を一方的に宣言したのです。この背景には第二次世界大戦後の日本漁業の経済水域はマッカーサー・ラインによって大きく制限されたものでしたが、来るべきサンフランシスコ講和条約の締結による日本主権の回復後、この制限の撤廃が予定されていた事が大きく影響し、早く行動した方が韓国にとって得策であるとの考え方があったのだと思われます。1949年1月7日、韓国は対馬領有を宣言し、連合軍占領下で主権が制限されている日本に対馬返還を要求した事実があります。それとともに韓国は戦勝国としてサンフランシスコ講和条約への参加を希望しましたが連合国側は韓国(大韓民国臨時政府)を承認した事実はなく拒否をされました。1951年7月19日、韓国政府はサンフランシスコ講和条約草案を起草中の米国政府に対し要望書を提出し、この要望書において日本の在朝鮮半島資産の韓国政府および米軍政庁への移管および竹島、波浪島を韓国領とすることを要求したのですがアメリカ政府はラスク書簡によってこれを拒否し、在朝鮮半島の日本資産の移管についてのみ認めました。韓国は1952年1月27日に李承晩宣言韓国政府声明を発表し李承晩ラインを国際法において確立されたものと一方的に宣言しましたが、これに関してアメリカからも疑義が出されています。1954年に作成された米国機密文書ヴァン・フリート特命報告書によれば、アメリカ政府は竹島問題をサンフランシスコ平和条約により日本領として残したこと、李承晩ラインの一方的な宣言が違法であることを韓国政府に伝達していると外交機密文書に明確に残されているのです。韓国は自分に都合の悪い事は歴史から抹殺しようとしています。これは中国にも言える事です。歴史における真実は一つとは限りませんが事実は事実なのです。少し長くなりました。竹島や対馬の問題は日本にとって重要ですが日本の政治家に歴史を理解している人がはたして何人いるのでしょうか?はなはだ疑問です。
☆焦点:ECBがデフレの脅威に直面、新たな非伝統的政策の実施も
日本の例を見ても、デフレからの脱出は容易な事ではありません。日本の場合は金融当局と財務省の無能な政策のために傷が深くなりました。EUもデフレになると大変です。
☆イラン原発近郊の地震で37人死亡、壊滅状態の村も
本当になんともなければいいのですが?
☆約120万人が大気汚染が原因で寿命を縮める=特に子どもと老人に悪影響―中国
☆中国の大気汚染対策に日本の経験と技術を紹介、日本政府の方針に中国の反応は?―中国版ツイッター
中国の環境汚染は困ったものです。
☆小売り各社のトップ怒る 消費税増税で還元セール禁止法案に批判続出
消費税還元セールの禁止とはみみっちい事を安倍政権は考えますね。箸の上げ下ろしまでそのうち言い出すかも知れません。窮屈な世の中になりますね!支持率の高さに調子乗り過ぎでしょう。こんな事をしていたら今に転がり落ちます。割引の名前を変えれば政府も文句は言えないでしょう。馬鹿みたいですね!
☆怯える正恩氏、クーデター危機で八方塞がり 暴走の背後に「ある実力者」 (2ページです)
☆北朝鮮の挑発はどこまで進む 中国に距離置かれ軍事衝突も
ケリー国務長官が昨日韓国に入り今日は中国に入ります。何を話し合ったかは見えてきませんが、北朝鮮対策である事は確かです。今後は中国に下駄を預けるのかも知れません。それが出来ないのならば韓国による北朝鮮併合も中国に対して俎上に上がっているかも知れません。過去の中国の政権にとって北朝鮮は大切な緩衝地帯で唯一の衛星国でした。現在の中国の新政権にとって北朝鮮は喉に刺さった魚の骨の様なものでしょう。中国政権内部にも親北朝鮮派がいるのでしょう。北朝鮮内部にも親中国派は残っているのでしょう。人民軍による軍事クーデターはなかなか難しいでしょう。北朝鮮は核をちらつかせる事で世界を敵に回してしまいました。中国も困っているでしょうが、何とかしないと国連常任理事国として鼎の軽重を問われる事になります。アメリカから尻を突っつかれるでしょうね。中国も金正恩の消滅に踏み切る事になると思います。人民解放軍を直接使わず他の方法を考えているのでしょう。金ファミリーの多くと人民軍は中国が嫌いなのでしょう。アメリカの動き次第で北朝鮮は中国を抜きにしてアメリカと単独講和条約を結ぶかもしれません。そのために核とミサイルは手放さないでしょう。その核とミサイルは韓国・日本・アメリカだけに向けていあるのではなく北西の方向へも向けているのかも知れません。しかし車両搭載型のミサイルは命中率が非常に難しいとされています。車両から発射すると推力によって車両が破壊されたり打ち出す方向が大きくずれる可能性が高いのです。逆にどこへ飛んで行くのか分からないので怖いですね。
☆初心者を相手にする「核のポーカー」は危ない (3ページです)
北朝鮮の金王朝は昔から中国が嫌いだったのでしょう。属国扱いに嫌気がさしたのかも知れません。いま金正恩は核とミサイルを持った事で仮面を脱いだのかも知れません。逆に言えば本気で中国抜きでアメリカと講和条約を結びアメリカ寄りに足の重心を置きたいのかも知れません。
☆“脱北記者”が内部危機と分析 北朝鮮の扇動は「言葉の戦争」
しかしまたまた北朝鮮のしたたかな外交にやられるように感じます。この辺でけりをつけないといけないのかも知れません。いまやらないと将来に禍根を残す事になりかねません。中国も本気を出してもらわないといけません!いい加減にしてもらいたいと言うのが近隣諸国の気持ちでしょう。
☆南海トラフ沖に海底活断層 M8級地震の可能性も
今朝も地震もありました。それでも原発を再稼働させたい安倍自民党政権です!