さいたま市 大宮第2公園の紫陽花(あじさい)園 |
万葉集から大伴家持のうた
言問はぬ 木すらあぢさゐ 諸弟(もろと)らが
練りのむらとに あざむかれけり
(意)ものを言わない木でさえ、紫陽花のように色鮮やかに見せてくれますね。それ以上に言葉をあやつる諸弟たちの上手い言葉にすっかりだまされてしまったのですよ。
大伴家持が本妻で従妹の坂上大嬢に贈った歌の一つです。少し意味が分かりませんが大伴家持が越中守として越中に駐在している時に、離れている二人の間に二人だけに分かる何かの事件があったのでしょう。たぶん人の噂でお互いに不信感を持った事でもあったのだと思います。その誤解が解けた時に家持が妻に贈ったお詫びの歌でしょう。この歌の「諸弟」の意味は不明です。人名だとも植物の名前だとも言われていますが、家持に妻の悪口を告げ口した特定な男の名前かあるいは不特定な人々の事かも知れません。
紫陽花は日本原産です。本来はガクアジサイでした。江戸末期に長崎出島の医官だったシーボルトによってガクアジサイがヨーロッパへもたらされ、品種改良によって八重咲きの紫陽花が生まれました。土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」といわれています。青い紫陽花は時間の経過とともに赤い色が出てきます。これは土壌のPHではなく老化と言われています。紫陽花は花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれます。
P.S.
☆10年間で3兆円増!農業所得倍増の大風呂敷 TPP交渉、参院選を間近に控え、大きく動き出す農政 (3ページです)
参議院選挙後はどう変わるか分かりません。お米は一部地域の美味しいお米以外は生き残れず、雑穀と同じ扱いとなると思います。米粉を使ったパンやケーキは美味しいですね。カリフォルニア米などは日本のお米と遜色ないと思います。
☆トルコ反政府デモで900人超を拘束、米国やEUは懸念表明
トルコが政情不安になると中東とヨーロッパが連動して不安定になる可能性が高いです。オリンピックの誘致は無理となり東京が有利にはなったでしょう。アメリカにとってトルコの政情不安は頭が痛い筈です。
☆コラム:世界に新たな対立軸、中国とブラジルが水面下で激突
カシミールの中国とインドの国境紛争はインド領内に中国解放軍が侵入してテントを張ったのですが、インド軍も遠巻きで見守るだけで武力紛争は起きないで中国解放軍が無事に撤収したそうです。人民解放軍が侵入している間もカシミールの国境貿易は以前より増えているとのレポートが出ていました。お互いに戦争するよりも経済優先となっているのでしょう。戦争ほど割に合わないものはないのです。ブラジルの経済は順調だそうです。中国がブラジルと手を結ぶ事は自然でしょう。面白い一文がこのレポートの中にありました・・・ブラジルは主力選手にのし上がりたい。インドは他国に追い付きたい。ロシアは他国に威張り散らしたい。中国は世界のボスとして君臨したい・・・まさにその通りです。
☆「原爆は神の罰」「安倍は731部隊」…韓国トンデモ非難の源泉は? (3ページです)
異常とも思える反日です。韓国国民の総意とはとても思えませんが政治的に利用されている事は確かです。しかしそれが韓国と言う国の国民性だとすると話し合いにもなりません。根気よく話し合うのも限界があるでしょう。しかしそうだとしても対策は?あるはずがありません。韓国が「豊臣秀吉の朝鮮征伐」や「明治の朝鮮併合」を言い出せば日本は朝鮮が元軍の一翼として攻めてきた「元寇」や、対馬を併合しようと攻めてきた「応永の外寇」を言う事になります。歴史とは歴史から学ぶ事は非常に大切なのですが、必要ならば歴史を忘れる事も重要なのです。長い時の流れの中で重箱の隅をほじくっても仕方ない事もあるのです。
☆福島第1原発:飯舘村住民の被ばく不安に賠償50万円 (2ページです)
結局原発はコストが非常に高かったと言う事でしょう。今後もお金がかかるはずです。それも単位は100年単位です。私達の孫のそのまた孫の時代になっても解決はしないでしょう。私達は政府と学者に騙されて永遠にこのコストを持たされることになっています。
☆余録:「中国青年報」の記者だった・・・
良いアイデアだと思います。