京都 高台寺の紅葉1 |
開戦当時の日本国民は情報が国家によってコントロールされていたために政権にとって都合のよい情報しか知りませんでした。戦争が始まれば大本営発表以外は国民は状況を知る事が出来なくなるのです。その大本営発表が大嘘の塊だったのです。一昨日国会を通過した特定秘密保護法と日本版NSCによって未来の日本も太平洋戦争の前の状態となります。戦争に反対をする人達は非国民として特高に逮捕され拷問を受けました。国民も薄々国家による嘘は気が付き始めたのですが、周りに張り巡らされたお互いに監視し合うシステムの中に組み込まれ、戦争の現状を話す事も禁句とされました。そのように日本にはなってもらいたくありませんが、特定秘密保護法は「何が秘密かが秘密」な法律です。普通の人間ならば何が起きるか簡単に想像が付くでしょう。杞憂に終わればいいのですが杞憂では終わらないでしょう。日本版NSCとともに日本の社会は数年後から戦前の様な公安警察による特別警察が本格的に動き始めるでしょう。ある日突然街を歩いていて警察官を見た瞬間に逮捕されるかも知れないのです。理由は警察官を見た目付きがオカシイので警察官がテロの危機感を持ったからという事になりかねないのです。あるいは警察に届けてのデモでシュプレヒコールを叫ぶと、それを聞いていた(秘密)警察官がテロだと判断すればとりあえず逮捕されるかも知れません。これは取り消しましたが自民党の石破幹事長の発言で、特定秘密保護法の隠された本当の狙いが吐露されたのでしょう。大人数が偶然に集まるとそれはデモと見なされ解散を命じられ中心人物は逮捕されるかも知れません。年末に忘年会に大人数で集まるのも大変になるかも知れません。これは冗談ではないかも知れません。法律で何も明確に決まっていないのです。拡大解釈は警察や検察そして権力者が自由に決められる法律なのです。だから危険だと言われているのです。そもそも単細胞の単純右翼の安倍総理の日本を戦前に戻したい願望なのでしょう。非常に迷惑です!とりあえず難しい話は置いておいて、美しい京都の秋の紅葉を楽しんでください!
11月25日の京都の高台寺の紅葉です。この頃になると雨風が強くなり傘をさしての写真新撮影が大変になりました。重いカメラなので右手で重いカメラを支え傘を持った左手でカメラに指を添えて手振れを防ぐのですがなかなか難しいのです。カメラはニコンD800と28-300mmです。
高台寺は豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、高台院は戦国時代から江戸時代初期の女性で、太閤関白豊臣秀吉の正室です。杉原(木下)家定の実妹であるが浅野家に養女として入りました。秀吉の養子となって後に小早川家を継いだ小早川秀秋(羽柴秀俊)は、兄の家定の子で彼女の甥にあたます。慶長8年(1603年)養母の死と、秀吉の遺言でもあった秀頼と千姫の婚儀を見届けたことを契機に落飾し仏門に入りました。朝廷から院号を賜り、はじめ高台院快陽心尼、のちに改め高台院湖月心尼と称しました。慶長10年(1605年)実母と秀吉の冥福を祈るために家康の後援のもと、京都東山に高台寺を建立し、その門前にも屋敷を構えた。大坂の陣では、「高台院をして大坂にいたらしむべからず」という江戸幕府の意向で、木下利房が護衛兼監視役として付けられました。高台院が大阪城に入って籠城をされると徳川の寄せ手に裏切る大名が出てくることを恐れたのでしょう。
徳川家康が天下を手にすることに一番協力をしたのは高台院だったかもしれません。それは彼女にとって不本意だったのだと思います。本心と言うより歴史の流れだったのでしょう。高台院在命中は、家康も秀忠も、秀吉子飼の大名に手を出していませんでした。最初から家康に掛けた豊臣系大名は黒田・細川・藤堂の3将のみで、福島正則も実際、三成の掲げた上杉討伐を名目に天下を秀頼から奪おうとしている家康を討つという大義に、かなり迷っています。小早川秀秋の寝返りも高台院の影響が強かったという説もあります。家康勝利の決め手となった大阪城の中立工作も尾張人の片桐且元と織田有楽が行っています。高台院としては豊臣秀頼が大阪城を退去して近畿の大名として残る事を願ったのでしょうが、それは最初から無理でした。
木下長嘯子(きのしたちょうしょうし)の歌集「挙白集」から
あらぬ世に 身はふりはてて 大空も
袖よりくもる 初しぐれかな
(意)思いがけぬ世の中に我が身はすっかり過去の人となり、大空も我が袖から曇り始めるかと見える初時雨よ。
木下長嘯子は本名は木下勝俊で、木下家定の嫡男でした。豊臣秀吉夫人高台院(北政所ねね)の甥でした。慶長五年(1600年)木下勝俊は関ヶ原の役に際して徳川方に属し、伏見城守備の大将となったが、三成軍の攻撃に遭い、戦わずして城を脱出したと伝えられています。敵前逃亡の汚名を着たのですが、三成軍の副将が弟の小早川秀秋であったこと等に言及し、木下勝俊に同情を寄せる人も少なくないと言われています。関ヶ原の戦いが終わって徳川家康に封地(若狭国後瀬山城8万石)を没収されましたが父の遺領(備中国足守2万5千石)を相続できました。しかし弟の木下利房との間でトラブルがあり再び城地を召し上げられ、剃髪して京都東山の霊山(りょうぜん)に隠居し高台院の庇護を受けました。しかし高台院が亡くなると庇護者を失った事により不遇な晩年を送ったようです。この歌は僧籍に入る時に詠われたと言われています。木下長嘯子は江戸時代初期の和歌の世界に大きな影響を残しました。大名としては不遇でしたが逆に長生きが出来たのでしょう。
P.S.
☆韓国またも“告げ口外交” 朴氏「反日」反省なし…自国の防空圏ちゃっかり拡大 (2ページです)
朴大統領はどうしようもない大統領です。ほっておくしかないでしょう。
☆「張成沢、金正恩に毎日屈辱的な反省文を提出」
韓国の中央日報の記事です。今まで何度も失脚をしている張成沢です。側近の二人を公開処刑をしても北朝鮮国内内は多くの賛同者が残っているでしょう。何が起きるか分かりません。
☆北序列2位失脚:秘密資金の横領などが原因か
朝鮮日報の記事です。北朝鮮も中国も独裁国家には賄賂や裏金が付きものです。万一の場合に備えて国外に資金を置いて、逃げ出した時に使うつもりなのでしょう。みんな考える事は同じです。
☆中国が「隠れた経済制裁」を発動、日本株3兆円超を投げ売りか―米華字メディア
十分に考えられる話です。一番心配をしているのはアメリカのオバマ大統領とアメリカの金融財務関係者でしょう。世界で一番中国がアメリカ国債を保有しています。いずれにしても中国は政府資金で日本の株価が安い時に大量に購入したのです。株価が上がったので利食い売りをするのは常識です。別に日本が頼んで安定株主になってもらったわけではないのです。先日私も安い時に買った株を安全のために全部手放しました。当然の経済行動です。
☆論説委員・渡部裕明 「煬帝の墓」と蘇った亡霊
面白い見方ですね。確かにその通りだと思います。いまの中国には国内の問題を国民の目から遠ざけるために国外に敵を求めている状態です。フィリピンの様な国を相手にするよりも日本を相手にした方が中国国民の賛同を得られると考えているのでしょう。それと軍事的な地勢学からして中国は広い太平洋でアメリカと対等になる事で中国の覇権主義を達成して世界帝国を作りたいのでしょう。その最初は尖閣諸島なのです。歴史は繰り返します。
☆“靖国ブラックリスト”を作成し、日本の右翼政治家に制裁を加えよ=人民大学教授が主張―中国メディア
日本人として間違えてはいけない事があります。日本には国立の墓苑として千鳥ケ淵戦没者墓苑があるのです。何故靖国なのか私には理解できません。アメリカ等多くの国の国家元首や大使は靖国神社へは参拝をしません。ほとんどが千鳥ケ淵戦没者墓苑へ花輪を捧げます。それで良い筈です。千鳥ケ淵戦没者墓苑をアメリカのアーリントン国立墓地のような宗教的に中立に見える追悼施設に生まれ変わらせる必要があるのです。色々な意見がありますが私は靖国神社は大日本帝国時代の陸軍省・海軍省が共管し、戦争遂行の精神的支柱の一つであった国家神道の最重要の拠点であったのですからそこへ現職の政府の高官が詣でるのはおかしいと思います。千鳥ケ淵戦没者墓苑へ詣でるべきだと思います。これらの点については中国や韓国の主張は正しいと思います。
☆戦時法制に逆戻り、危うい特定秘密保護法 狙いは日米安全保障の実態報道の制限 (3ページです)
皆さんに良く読んでもらいたい記事です。本当に大変な日本になるのです!
☆秘密保護法 法廃止へ揺るがず 監視国家 広がる「反対」
東京新聞の記事です。
☆社説:劣化した国会 禍根残した数への過信
毎日新聞の12月8日付の社説です。
☆12月8日付「天声人語」です。
安倍政権の行った12月6日は日本の民主主義の大転換だったと記憶する必要があります。
☆中国防空圏設定で緊迫の空自会議 「武器使用は?」に沈黙 (4ページです)
☆保守派と改革派-割れる中国、「一番迷走しているのは対日外交だ」 (4ページです)
面白い記事です!
お気をつけて下さいね。。。
今年の風邪はしつこいですよ!20日以上かかっても完全に抜けません。
今年の京都の紅葉は枯葉が目立っていました。しかし雨の中の撮影は大変ですが色がしっとりとして枯れている部分をある程度隠してくれるようです。
ものすごく美しいのですね。でも混雑もすごいでしょう。人気のお寺です。
シゲさんがいつも紹介してくださる句を読んでいると、昔のように意味を深く考える習慣が懐かしいです。今は、言葉の表面ばかりなぞっているように思います。やはり教育ですかね。
紅葉の時期に行ってみたいです。
生憎の雨模様でご苦労されたみたですね。
でも葉っぱはシットリとしていて綺麗です。
此方は雨が降らないので、シットリとした紅葉が撮れなかったので残念です。
京都の秋は素晴らしいと思います。何度行っても飽きません。不思議な場所です。この日は悪天候で大変でした。逆に雨でシットリと撮れました。日本の和歌は美しいですね。言葉の力を感じます!