新宿御苑の秋の気配2 |
旧暦の八月十五日を中秋と呼びました。旧暦では7・8・9月が秋でした。その真ん中の月の満月と言う事で旧暦八月十五日のお月さまを中秋の名月と言いました。本当の満月は今朝28日早朝です。27日の夜はほんの少し欠けているはずです。旧暦の毎月の15日と満月の日付が一致しない時の方が多いのです。理由を一番簡単に言えば月の軌道が円でないので朔(新月)から望(満月)までの日数は約13.9~15.7日の間で変化をするのです。他にも理由はあるのですが説明に時間がかかりますので次回とします。ちなみに中秋と仲秋があります。違いは中秋は秋の真ん中の月の8月の真ん中と言う意味で、仲秋とは秋の真ん中の8月と言う暦の月の意味です。古代中国の季節の呼び方は初めは「孟」、中が「仲」、最後が「季」なのだそうです。したがって8月は秋の真ん中の月と言うことで「仲秋」となったようです。したがって昨夜の名月は仲秋ではなく中秋の名月です。少し分かりずらいかも知れません。日本では7月は「初秋」、8月を「仲秋」、9月を「晩秋」と言います。
9月5日の新宿御苑です。久しぶりに雨が止みましたが天気予報では晴れでしたがほとんど太陽は顔を出してくれませんでした。今年の夏は異常でした。カメラはソニーα7Ⅱと24-240mmです。
新宿御苑はまさに都心のオアシスです。緑が綺麗でした。降り続いた雨でしたが、久しぶりの雨の止み間で結構多くの人が新宿御苑に来ていました。もう少し太陽の光が欲しかったです。
新古今集から式子(しきし)内親王のうた
ゆふだちの 雲もとまらぬ 夏の日に
かたぶく山に 日ぐらしの聲
(意)夕立ちを降らせたの雲のとどまることのない夏の太陽は山の端に傾いて行く。その落日に重なるひぐらしの声。
「日ぐらし」は夏の終わりから秋の初めにかけて日暮や明け方にかけて高い声でなく蝉です。式子内親王らしい素晴らしい調べの歌だと思います。式子(しょくし/しきし/のりこ)は平安時代末期の皇女で、賀茂斎院でした。後白河天皇の第3皇女で母は藤原成子(藤原季成の女)で、守覚法親王・亮子内親王(殷富門院)・高倉宮以仁王は同母兄弟。高倉天皇は異母弟にあたります。高倉宮以仁王は源頼政と平家討伐の兵を上げて事が早く露見したために、平家の討伐軍のために敗れ。源頼政は高倉宮以仁王を奈良へ逃してから宇治の平等院の庭で自刃し、高倉宮以仁王は奈良へ逃れる途中で流れ矢のために討ち死にしました。式子内親王は病のために賀茂斎院を退下し、都へ戻りました。藤原俊成を和歌の師とし、藤原俊成の次男で後世において詩宗とも呼ばれた藤原定家は一時、式子内親王家の家司(家老)を務めていたと言われています。都での式子内親王の生活は政争に巻き込まれ大変でした。一時は都から追放されそうにもなりました。その中で藤原定家との交流は続いていました。新古今集の恋歌に
生きてよも 明日まで人も つらからじ この夕暮を とはばとへかし
(意)明日まで、よもや生きておられようか。だからあの人も明日までは私に辛くあたるまい。訪ねるなら、今日の夕暮訪ねて来るがよい。
と式子内親王の歌が入っています。この歌は親王が藤原定家に与えた歌と言われていて、二人の関係を暗示していると言われています。二人の関係は色々な人達を心配させたのでしょう。身体が弱く歌合等の歌壇行事への参加がほとんど記録されていない式子内親王が新古今和歌集に大量入集している事は不思議と言われてきています。彼女の詠う和歌は、心の中から浸み出す様な素晴らしい歌が多く、この時代の代表的女流歌人と見なされていたのでしょう。このような地位を得た理由としては師の藤原俊成と息子で新古今集の編者だった藤原定家との交流からだったのでしょう。式子内親王の歌は素晴らしい和歌だと思います。現存する歌は400首程と言われています。
P.S.
☆米軍基地化学事故、住民保護に二重基準 米国内には避難計画
まだ日本特に沖縄は占領政策が続いているのでしょう。アメリカ軍のダブルスタンダードとも言えるでしょう。ドイツ等ではどうなのでしょうか?ドイツは地位協定をずっと昔に見直しています。ドイツでは、地位協定(1959年締結)を1993年に改定し、たとえ米軍基地等(NATO軍)周辺といえどもドイツ国内では、ドイツ国内法が適用されます。ドイツも日本と同じ敗戦国ですが、現在は基地使用についての考え方として、地域住民の公益や住民の安全、地域の経済的利益を重視するとされています。ドイツ側の利益が大きい場合は、その基地の返還を求めることが原則になっています。またドイツでは連邦だけでなく州、地方自治体の担当者が事前通知後に基地内に立ち入ることができます。緊急の場合には事前通告なしに基地内に立ち入ることも認められています。そしてドイツ警察が「ドイツの公共の秩序と安全が危険にさらされ、侵害される」と判断した場合は、ドイツ警察は任務を遂行するために基地内に立ち入る権限が認められています。日本とドイツのこの大きな違いは何なのでしょう?歴代の政権のサボタージュとも言える国民への裏切りでしょう。だから日本は何時まで経ってもアメリカの属国と言われているのです。国連の常任理事国入りはアメリカの属国である限りは無理です。いくら自衛隊員が海外でアメリカの戦争に付き合って血を流しても拒否権を持つ常任理事国の多くはアメリカへの一票を増やす積りはないでしょう。所詮、無理なのです。
地位協定に関して日本弁護士会が昨年提言を行っています。政府は当然無視なのです。
日米地位協定の改定を求めて
-日弁連からの提言-
同じようなものに「日米包括経済協議」があります。これは日本側は政治家は一切出席しないで日本のエリート高級官僚だけが出席できる会議で内容はアメリカ側の明確な指示を受け入れる機関なのです。内容は秘密とされていて経済中心のはずなのですが防衛問題等も議題と言うよりアメリカ側から命令されるのです。TPPや戦争法案もこの協議でアメリカ側から出されたものだと思います。協議が行われる場所は日米回し持ちで日本国内の都内にあるアメリカ軍基地と日本の官庁で行われています。参加者は日本側は課長以上次官まででメンバーはその都度変わります。この協議に参加できる官僚だけが超エリートなのです。これ等アメリカと日本の関係を見て諸外国は日本はアメリカの属国だと見なしているのです。さて、これ等の占領政策の継続を認め、アメリカの属国となる事に賛成する人達を愛国者と呼ぶのでしょうか、あるいはそれに反対して自主独立でアメリカとも良好な平等な関係を求める人達を愛国者と呼ぶのでしょうか?
☆アベノミクス相場、風向き変わり出した「第2ステージ」
・・・「外国人投資家はアベノミクスというコンセプトで日本経済を語らなくなっている。もっぱら話すのは、コーポレート・ガバナンスなどミクロ政策」・・・私はデフレが再び始まると思っています。アベノミクスは完全に破綻をしたのです。まずそれを認めて、新しい事を考えるべきでしょう。砂上の楼閣が崩れているのにその上に再び砂上の楼閣を作ろうとしても基礎が崩れているのに無理なのです。安倍のやり方では国民の財産を失うだけです。
☆危険すぎる!中国進出で破綻&巨額損失の日本企業続出…現地人経営者の不正横行 (2ページです)
私は東南アジアで多くの仕事をしてきましたが、日本人が甘過ぎるのです。簡単に誘惑されるのです。まず気を付ける必要があるのは女性です。海外に行くと受け入れ先から女性を真っ先にあっせんされます。これが一番危ない!次が現金です。いずれにしても相手は弱みを握ろうとするのです。営業で相手の弱みを握るのはビジネスの一番の手です。私はこの点では日本国内でも誰にも負けませんでした。
☆セブン&アイ、「儲からない」ヨーカ堂はもう売却しかない! (3ページです)
どんな企業も20年30年持たせるのは大変です。
☆タワー型マンションに住む危険性 健康面でリスク? なぜか役所も沈黙 (2ページです)
以前から言われてきた事です。それでもやはり歴代の自民党政権は経済優先なのです。確かに経済は大切です。生きて行くためには食べていかなければいけないのです。しかし、人は時々立ち止まって冷静に考える事が必要なのです。いまは原発の再稼働、そして安倍政権の滅茶苦茶な経済政策、そして戦争法案です。冷静に考えないといけない事が多過ぎます!
☆反安保の学生に警察が…土足でズカズカ“横暴捜査”実況中継 (2ページです)
これはいよいよ公安警察が本格的に始動したのでしょう。公安警察は思想警察です。そしてこのやり方は戦前の特高警察のやり方です。いよいよ特高警察の登場になるのでしょう。特高警察は特高警察官が危険人物と判断したらその場で逮捕拘束出来ました。反戦を叫ぶ人達は狙われるでしょうね。安倍らしい戦前に戻すと言うやり方です!
☆[ルポ]韓国の市民運動家が見た日本の安保法案反対デモの記録
韓国のハンギョレ新聞に日本の若者たちSEALDSのデモの事が書かれています。
☆共産の選挙協力に反対を述べている民主議員は、もう出ていった方がいい。
同感です。以前から言っていますが、捨て去ったマニフェストをもう一度洗い直して掲げるべきです。棄てたマニフェストは正しかったのです!再びマニフェストを掲げ、この指とまれをすれば民主党の国会議員の数割は自民党へ走るでしょうが多くの国民が付いて行くと思います。整理をした方が話しが簡単です。民主党の国会議員の中に隠れ自民党が多いのです。邪魔者を排除するチャンスです。野田・前原・細野を自民党へ追い出す方が早いでしょう。自民党も中途半端は受け入れないでしょうが!
☆牛丼以下の「貧乏めし」で節約するサラリーマンたち
「オリジナル天かす丼」これは人間の食べ物と言えるのでしょうか?これが現実なのでしょうか?
☆五輪エンブレム 組織委幹部、審査委通さず修正要求
オカシナ事だらけの東京五輪です。
☆電力需給 今夏も余力 原発再稼働の根拠揺らぐ
政府と電力会社の嘘に私達は騙されたのです。今後はますます新電力への乗り換えが増えるでしょう。
☆養殖魚、日本産でも違法薬物まみれ?中国産は異常な高濃度、人体に悪影響 (2ページです)
以前から言われてきた事です。中国産は危険です。以前上海で見てきましたが、広大な産業廃棄物と一般廃棄物のゴミ捨て場が海岸線にあり、処分場から真っ黒な大きな流れの廃液が黄海へ流れていてその先にウナギの養殖場がありました。その日のお昼は上海市の招待で、出された料理がウナギでした。日本側は全員が箸を付けられませんでした。呆れたと言ういより全員が絶句でした。