8月の我が家の庭の花

8月の我が家の庭の花です。今年は異常な夏でした。2月に植えたシダレサクラの八重が狂い咲きをしました。春の桜は薄いピンクでしたが、狂い咲きの桜の花はほぼ白でした。桜の樹が弱らなければいいのですが！いまの我が家の庭は今年植えた金木犀の香りで満たされています。この香りをかぐと楊貴妃が愛したと言われるお酒「桂花陳酒」をロックで飲みたくなります。桂は中国では金木犀の事です。中国の地名の桂林は金木犀の林が多いのだそうです。

藤原俊成女（ふじわらのとしなりのむすめ）の家集「俊成卿女集」から

　　　　しのばじな　我もむかしの夕まぐれ
　　　　　　　　花橘に　風はすぐらん

（意）貴方のことはもう思慕するまい。貴方にとって私など、はるか昔のことで、夕闇にまぎれたようにほのかな想い出に過ぎないのだから。風は橘の花に気づきもせず、吹き過ぎてゆくだろう。

藤原俊成女は藤原俊成の孫で後に養女となりました。実父は尾張守左近少将藤原盛頼、母は八条院三条（俊成の娘）でした。俊成は実の祖父にあたります。実父の藤原盛頼は「鹿ヶ谷の変」に連座して官を解かれ貴族から除籍されてしまい、妻の八条院三条とは別れました。祖父の藤原俊成は孫を手元に引き取り育てる事になりました。後に祖父の藤原俊成の養女となった藤原俊成女は、その歌才ゆえ父の名を冠した「俊成卿女」「俊成女」の名誉ある称を得たのでしょう。藤原俊成女は新古今集世代の代表的な女流歌人の一人です。この和歌の詞書に「衛門督（ゑもんおかみ）の殿への百首と書かれています。最近訪れてくれなくなった夫の源通具の事を詠っているのでしょう。むかしは男性が女性の部屋を訪れる通い婚でした。



















P.S.

☆一大軍事国家へ 安倍政権の行き着く先は「１億総玉砕社会」　　（3ページです）
安倍の目指す「美しい国　日本」は政府としてにほんお安全保障からの外交関係を維持するための外交努力をほとんど放棄して、国民へ対中恐怖心を煽りたてる事なのです。行きつく先は戦前の日本が満州事変から対中戦争そして太平洋戦争へ突入した図式そのものです。五族協和・大東亜共栄圏をつくりたい事は明らかです。安倍の尊敬する岸信介元総理が戦前に官僚のトップとして戦争を指導し、満州で日本人を中心とする五族協和を作ってきた事を真似をしているのです。

☆焦点：独ＶＷの不正告白、当局と繰り広げた長期攻防の舞台裏
本当にこれからどうなるのでしょうか？

☆牛丼3社が一斉値引き､安値競争に逆戻り？　これで価格競争が再燃するのか　　（3ページです）
やはりデフレに戻ると言う事なのでしょうか？アベノミクスが失敗で終わったのです。

☆｢もめやすいご近所トラブル｣ランキング　性別､年齢によって気になる点に違いが！　　（2ページです）
よく読んだ方が良いのかも知れません。

☆スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか　幸福度世界1位「北欧の楽園」に学ぶ老いと死　　（5ページです）
☆消費税25％でも、相続税はナシ！　ゼロからわかるスウェーデン「超合理的な社会」のしくみ　　（3ページです）
歴史を学び、他国を学び、勉強して分析して自分で考える事が重要です。大学生の時、50年近く前ですがヨーロッパ旅行をした時に、以前ブログに書いた事がありますがスイスで民宿に近いホテルに滞在した時にホテルのバーでホテルのオーナーと一緒にお酒を飲んでいる時に、一人の宿泊客のスウェーデン人が入って来て私達の席に合流してきました。彼はスウェーデンからの出稼ぎでスイスに来ていて、その時はスイスを旅行中でした。何故出稼ぎと聞くと、スウェーデンは世界で一番の福祉国家だが、とても税金が高く生活が苦しいのだと、そして多くの若者が出稼ぎのに出ていると言っていました。将来はスウェーデンに帰るか、移民をするか考えていると言っていました。50年ほど前の話ですが。