10月11日の長野県中野市の一本木公園の秋薔薇とダリアです。カメラはニコンD500と16-80mm&ソフトレンズVelvet 56です。
一本木公園は薔薇で有名です。特に春薔薇の季節は中野の街が薔薇祭りに沸き返るように見えます。秋は秋薔薇が綺麗に咲きますが、さすがに春薔薇の様な艶やかさは影をひそめます。しかし花の少ない季節の秋の薔薇はしっとりとして春薔薇とは違った美しさがあります。そして秋の薔薇の季節はダリアの季節でもあります。一本木公園は最近増設された土地がダリア園となっています。色々な種類のダリアが咲き誇っています。
ダリアは和名をテンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれます。花の形が牡丹に似ているためです。メキシコの高原原産で夏から秋にかけて花が咲きます。花の色は非常に豊富で、青以外はほぼ揃っています。おもしろいものに黒に近い濃紫色の花を咲かせるものなどがあります。原産はメキシコにあったアステカ帝国で、アステカとは1428年頃から1521年までの約95年間北米のメキシコ中央部で栄えたメソアメリカ文明の国家です。アステカではダリアは神聖な花とされており庭などで栽培されていました。1789年にメキシコシティー植物園からスペインのマドリード植物園にタネが送られたのがヨーロッパでの栽培の始まりです。当時のマドリード植物園園長の植物学者のアンドレアス・ダールの名前に因んでこの植物を「ダリア」と名付けられました。当初は門外不出扱いでしたが、やがて世間に広がっていき、様々な品種が生まれるようになりました。日本には天保12年(1841年)、オランダ船によってもたらされたとされます。日本に入ってきた頃はテンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれました。
手入れをしていた人に話を聞くとダリアの花は花の中心が開く前に花を摘み取るのだそうです。花の中心が開くと寿命で汚くなるからだそうで、毎朝の摘み取りが大変なのだそうです。私にはもったいなく感じます。
古今集からよみ人しらず
かぎりなき 君がためにと 折る花は
ときしも分かぬ ものにぞありける
(意)限りないあなたのためにと折る花は、季節など関係なしに咲く花でした。
この歌の左注に 「ある人のいはく、このうたはさきのおほいまうちぎみのなり」と書かれています。「さきのおほいまうちぎみ」(前の大臣)とは藤原良房を指しているものと一般的に考えられ良房が詠ったものなのでしょう。「ときしも分かぬ」とは1年中咲いている花なので造花なのでしょう。それも紙などの造花ではなく豪華な工芸品の様な造花だったのでしょう。平安時代には花の少ない季節では造花の花を飾る風習があったのかも知れません。
P.S.
よほどトランプはロシア疑惑を恐れているのでしょう。特に長男のジュニアがモラー特別検察官に呼び出されてロシアとの接触で何を証言したのか?そこを恐れているのでしょう。次ぎに更迭をされるのは司法省の次官のローゼンスタイン氏でしょう。彼はトランプの発言をひそかに録音し、合衆国憲法修正第25条に基づき、トランプを罷免する「合法的クーデター」に関与していたと報じられていました。そしてその次に更迭されるのはマティス国防長官でしょう。Yesと言う人物しか信用をしないトランプです。安倍と非常に似ています。異論は排除をするのです。トランプは安倍と違って異論は自身が直接的に排除をします。安倍のように陰湿ではないのです。
トランプはホワイトハウスの大本営発表以外を圧殺するつもりなのでしょう。大日本帝国の大本営発表は戦艦武蔵や大和そして虎の子の航空母艦がほとんど沈められていても勝った勝ったと発表を続け、それを信用し日本の完全勝利まであと少しと思う愚かな国民が多かったのです。それは軍国教育に原因があったのでしょうし、政府の情報統制に協力をしたマスコミにも責任があったのです。アメリカの良心的なマスコミは嘘は嘘と嘘を暴こうと頑張っています。しかし中間選挙後のトランプの記者会見は酷い物だったようで、英語の得意な人の話では、あまりのトランプの酷さに背筋が凍ったそうです。とても翻訳できない内容だとのことです。私は英語が得意ではないのでよく分かりませんが・・・。やはり今まで反知性の政治家は先進国では表れなかったのですが、安倍が始りで、今や反知性が大手を振って街を闊歩をする時代となっているのです。排他的で差別主義で単細胞なのです。
日本は今後大変なことになります。安倍のやり方ではトランプに絞られるだけ搾り取られるでしょう。私はアメリカの文化の中で育ちアメリカの文化は世界で最高と思ってきました。そろそろ日本はそんな考えから脱却をしないと生き残れなくなります。日本は独自外交で平和を求める国家として全ての国と対等に付き合っていくしかないでしょう。アメリカとも中国とロシアとも・・・。ある意味で「イワンの馬鹿」(ロシアの民話)になる必要もあるでしょう。
軽減税率なんて止めれば良いいのです。分かりにくい課税方法は国民を混乱をさせるだけです。もっと簡単にしないと定着をしません。零細や小企業には大きな負担となります。