10月23日の奥日光の湯ノ湖です。カメラはソニーα7RⅢと24-105mm&100-400mmです。久しぶりの晴れでした。風が猛烈でした。カメラのシャッタースピードを1/320にして撮りました。
万葉集から額田王(ぬかだのおおきみ)の長歌
冬ごもり 春さり來れば 鳴かざりし 鳥も來鳴きぬ
咲かざりし 花も咲けれど 山を茂み 入りても取らず
草深み 取り手も見ず 秋山の 木の葉を見ては
黄葉をば 取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く
そこし恨めし 秋山われは
(意) 冬が過ぎて春が来ると、鳥がさえずり、花が咲きます。けれども、山には木が生い茂り、入っていって取ること賀できません。草が深くて取って見ることもできないのです。秋山は、紅葉した木の葉をとっていいなと思います。まだ青いまま落ちてしまったのを置いて溜息をつくのが残念ですけれど。でも、私はそんな秋を選びます。
この歌は天智天皇(中大兄皇子)が中臣鎌足に宴会の席で命じて春と秋のどちらが優れているかを歌で競わせた時に額田王が詠った歌です。私も額田王と同じで秋に一票です。長歌は5・7・5・7~と続け最後が7・7で終わる歌です。万葉仮名ではこの歌は・・・
冬木成 春去來者 不喧有之 鳥毛来鳴奴 不開有之 花毛佐家礼抒 山乎茂 入而毛不取 草深 執手母不見 秋山乃 木葉乎見而者 黄葉乎婆 取而曾思努布 青乎者 置而曾歎久 曾許之恨之 秋山吾者
・・・と書かれます。
額田王は初めは大海人皇子の妻でした。その後に兄の中大兄皇子(天智天皇)に額田王を奪われるように譲り渡したのです。額田王は大海人皇子との間に十市皇女(とおちのひめみこ)を生んでいます。中大兄皇子は弟の大海人皇子に自分の娘を二人《姉・大田皇女と妹・鸕野讚良(うののさらら)後の持統天皇》嫁がせる代りに、額田王をよこせと要求をしたのです。この時代は権力闘争のために、肉親の間でも裏切や殺し合いがあるのは当たり前の時代だったのです。自分の目障りとなる者は容赦なく殺してきた兄の恐ろしさをそばにいてよく知っている大海人皇子は、自分の政治的立場のために、兄の要求を承諾し、額田王を譲り渡すことに承知したのです。額田王も大海人皇子の思いを理解をして大海人皇子の元を去ることを決意したのでしょう。そして中大兄皇子の後宮に入ることとなったのです。その後も額田王と大海人皇子との関係は続いていたと思います。中大兄皇子は猜疑の目で二人を見ていたのでしょうか?もしそうならば天智天皇(中大兄皇子)は大海人皇子を殺していたはずです。そこが分からない不思議な三角関係だったのでしょう。
あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき
野守は見ずや 君が袖ふる
(意)紫草の生える野を、狩場の標(しめ)を張ったその野を行きながら、そんなことをなさって、野の番人(天智天皇)が見るではございませんか。あなたが私の方へ袖を振っておられるのを
額田王が元夫の大海人皇子に天智天皇が百官を引き連れて催した蒲生野での薬草刈りの場で詠いかけたのです。その返歌が・・・
紫草の 匂える妹を 憎くあらば
人妻ゆゑに われ恋ひめやも
(意)紫草のように美しさをふりまく妹よ、あなたが憎いわけなどあろうか。憎かったならば、人妻と知りながら、これほど恋い焦がれたりするものか
この相聞歌は万葉集では相聞の部類では無く雑歌とされているので宴席などで戯れに詠われたというのが本当のところでしょう。それにしても際どい遣り取りです。天智天皇は自分を邪魔にする人は容赦をしない人物でした。そもそも中大兄皇子と大海人皇子は本当の同母の兄弟だったのか疑問が湧くところです。
P.S.
内容はまだ分かりません。しかし以前からマレーシア機の撃墜にはロシア政府の関与の事は言われてきていました。彼等は人の命など非常に軽く考えているのです。自分達の利益のためならば人など殺しても何も感じないのです。
どんな事をしても銃の前には無意味でしょう。太平洋戦争の時に精神論の日本陸軍はアメリカ軍の機関銃の前に身を晒し壊滅をしたのです。本土決戦になれば竹槍を持たされた市民達がアメリカ軍の機関銃の銃口の前に身を晒すところでした。
私は17年の桜を見る会に行きましたが、確かに手荷物検査はありましたが、妻が招待状を見せただけで私も一緒に簡単に入れました。新宿御苑の新宿門の入り口が大混乱でした。旗を立てた自民党関係者はさっさと入っていきましたから後に付いていけば簡単に紛れ込めます。やはり選挙目当ての政治的なイベントでしょう。芸能人と一緒に記念写真が撮れる特権みたいなものでしょう。そのために芸能人を沢山呼んでいたのでしょう。私は全く興味がありませんでしたからカメラを持って誰もいない八重桜を撮りに出ました。吉本興業に安倍は130億円も補助金を出しているのです。芸人が喜んでくるはずです。
だから安倍とその周辺は焦っているのでしょう。当然、法務省のキャリア官僚の検察官が政権に説明をしているはずです。権力を握っている限りは検察も警察も逆らわないでしょうが、権力が弱くなってくると検察も警察も先物買いで勝手に動き始めて安倍を立件することも考えられるでしょう。政治の世界の権力は些細なことで失うのです。その怖さを安倍は十分に知っているはずです。
トランプは完全に金正恩に足元を見られているのです。大統領選挙に使いたいんだろう?それならばもっと妥協をしろとトランプに命じているように見えます。
文大統領は軍部の軍事クーデターを恐れているのでしょう。しかし政権内部の極左のグループはアメリカの強行策に喜んでいるでしょう。だから朝鮮民族は団結して中国と北朝鮮と結んでアメリカと日本に対抗をしなければいけないと言う理屈でしょう。アメリカ軍が韓国から撤退をすれば北朝鮮の人民軍を韓国を守るために呼び込む可能性もあるでしょう。韓国軍は反発をして朝鮮戦争の再来となるでしょう。トランプは採算に合わないと静観となるでしょうがアメリカの政界は黙っていないはずです。国家の安全保障は採算では計れないのです。そうなると韓国から撤退をしたアメリカ軍はどんなに犠牲を払っても朝鮮戦争の時のマッカサーの仁川上陸のような作戦となるでしょう。仁川周辺は潮の満ち引きが激しく10メートルほどの差が出る海岸が続きます。むかし船会社にいた時に満載した貨物で船の吃水が深いために満ち潮を待って船を入れた事がありましたが、満ち潮まで船を沖合で待たせていました。軍事作戦には難しいところです。それだけに北朝鮮軍の隙を突いたとも言えるのです。
経済の分野の日本による輸出規制の撤回と軍事問題と安全保障の問題のGSOMIAを取引の材料にする文政権は理解が出来ません。しかし文政権としては行き着く先に北朝鮮との統一国家があるのです。それも北朝鮮による韓国併合なのです。韓国軍のクーデターが起きるとしてクーデター発生直後に文大統領の身柄を確保出来れば良いですが、もしも取り逃がすとすると文大統領は正統な大統領として北朝鮮に軍事支援という名目で人民軍の進駐を求めるでしょう。北朝鮮による韓国の軍事制圧の名目が出来るのです。
160兆円の年金積立金の運用を一手に引き受ける年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の理事長のスキャンダルです。日経新聞も10月の社説でGPIF理事長は襟を正せと書いています。