2016年 02月 19日
北鎌倉 明月院の紅葉2 |
12月14日の北鎌倉の明月院の紅葉です。カメラはソニーα7Ⅱと24-240mmです。
明月院は鎌倉幕府第5代執権北条時頼が別邸に持仏堂を建て最明寺と名付けましたが、廃寺となった後に第8代執権北条時宗が南宋からの渡来僧の蘭溪道隆(らんけいどうりゅう)を招聘して開山して禅興寺と名付けました。この禅興寺の塔頭の一つが明月院です。明治になり禅興寺は廃寺となり明月院だけが残されました。
鎌倉時時代は多くの南宋の臨済宗の僧侶が元を嫌って日本に亡命してきました。当時は日本と南宋・高麗の三国間貿易が盛んでした。遣唐使が廃止されてから平安時代末期は平清盛らによる日宋貿易が盛んに行われ、平清盛は博多に日本で最初の人工港を築き瀬戸内海貿易路を掌握しました。それまで宋船は博多止まりでしたが大輪田泊(現在の神戸港の西側)を整備して宋船が直接瀬戸内海を抜けて大輪田泊まで入るようにしました。厳島神社は瀬戸内海航路の安全を守る拠点として平家一族の後援により繁栄しました。日宋貿易は平家を経済的に支え京都の藤原氏を凌ぐほどの力を持つようになりました。鎌倉時代になり北条氏は博多に大宰府に代わり鎮西奉行を置き日宋(南宋)貿易の拠点としました。宋からは宋銭・絵画・文具・陶磁器・絹織物・書籍・経典等が輸入され、高麗からは朝鮮人参などが輸入されました。日本からは砂金・硫黄・銅・日本刀等が輸出されました。
特に宋銭は日本の貨幣経済にとって最重要な輸入品でした。日本は708年の和同開珎以降、約250年間に12種類の貨幣が造られました。朝廷が発行した貨幣という意味で、これらは「皇朝(こうちょう)十二銭」と呼ばれています。その後10世紀末には日本の貨幣の鋳造は無くなり、それ以来600年間は日本の朝廷の発行する貨幣は作られませんでした。10世紀末からほぼ200年に渡り貨幣による経済ではなく米や絹などの物品が貨幣の代わりをするようになりました。しかし商品の決済に大きく重く不便なために、代わって中国の銭が輸入され用いられる事になりました。中国の銭は大型船の船のバラストとして船底に積み上げて長期航海の船を安定させる効用もありました。多くの中国の銭が船底に積まれて日本にもたらされたと言われています。室町時代になると、渡来銭を真似た私鋳銭の鐚銭(びたせん)が大量に造られましたが品質が悪く信用度は大変落ちました。
宋船は航海に割合安全な朝鮮半島西海岸を経由して日本へ来航しました。当然日本船も行き来していたと思います。また宋船は若狭国や越前国にも沢山来航してきていました。当初は博多へ回送するように指示をしていましたが、結局ウヤムヤになり若狭や越後も日宋貿易や高麗貿易の隠れた拠点となりました。瀬戸内海を通るよりも若狭あたりへ着く方が宋船にとって瀬戸内の海賊への通行料を払う事もなく航海の時間も短縮でき便利でした。日本の若狭の輸入業者である商人にとっても若狭から京都まで陸路(鯖街道)を使えば簡単でした。
新古今集から小侍従(こじじゅう)のうた
待つ宵の ふけゆく鐘の 声きけば
あかぬ別れの 鳥はものかは
(意)恋人を待つ宵の更けゆくことを知らせる鐘の音を聞けば、嫌々別れなければならない朝を告げる鳥の声も物の数に入るだろうか。この鐘の音の辛さに比べれば。
この和歌が非常に有名な歌で「待宵の小侍従」との異名が生まれた女流歌人です。男性の訪れを待つ女の身で聞く、夜更けの鐘の音の方が遥かに辛いものだと詠っているのです。今夜は来てくれないかも知れないと思う心の辛さを詠ったのでしょう。


















P.S.
☆住宅ローン、「低金利の今こそ買い」は危険!契約時には金利未確定、支払い額激増も (3ページです)
3年後は金利がどうなっているかは神のみぞ知るでしょう。上がっている可能性が高いです。それも一気に上がっているかもしれません。3年間も低金利が続くとは常識では想像できません。そもそもこれからマンションなどを取得しようとする人たちは信用力が低い人が多いでしょう。信用力の高い人たちはもうすでに取得してローンの返済中です。
☆公文書残さず衝撃 英NGO上級法律顧問・デイビッド・バニサー氏
集団的自衛権の行使に関して公文書が全く残されていないことは異常です。通常官僚というものは中央も地方も必ず記録は残すものです。それをわざわざ残さないと言う事は何か思うことがあての事なのでしょう。残せないと言う事は何かがあったと言う事なのでしょう。特定秘密保護法も集団的自衛権行使もいずれも国家の基本にかかわることで非常に重大な事なのです。戦前の日本へ戻そうとする勢力の圧力があったのでしょう。権力者の命令で国民は一糸乱れぬ動きをさせられるのでしょう。批判も許さず意見も言えない時代に戻そうとする人たちが政権のトップなのです。
☆厚労省なのに、勝手に延長 非正規の労基署相談員 「まるでブラック企業」
厚生労働省も環境省も他の官庁とは違って国民を守るために作られた官庁です。厚生労働種はいったい何なのでしょうか?環境省の丸山大臣のように安部へ胡麻をスルことしか知らないのであんなフザケタ発言をしているのでしょう。何のために厚生労働省と環境省が出来たのか基本から学び直すべきです。
☆朴大統領の「恨」と「憤怒」で国防・外交路線を瞬時に変える“危うさ” (2ページです)
中国は北朝鮮をエサにして韓国の朴大統領を操ろうとしたのでしょう。朴大統領が中国に大きく寄って行った原因は中国側の巧妙な政府以外のマスコミを使った操作があったのです。中国は韓国による朝鮮半島の統一を何となく匂わしたのです。そんな事は有り得ないのですが、愚かにも朴大統領派は中国の簡単な騙しに乗ってしまった形跡があるのです。朴大統領は考え方がくるくると変わるので信用できません。日本も上手に付き合わないと火傷を負います。
☆USJ、沖縄新パーク撤回も検討 採算に慎重姿勢
まだ正式には撤回とは決まってはいないようですが、これは日本政府に騙されたと沖縄は怒るでしょう。昨年8月の沖縄タイムスの記事です。是非読んでみてください!
☆USJによる沖縄のテーマパーク構想は成功するか? (4ページです)
宜野湾市の普天間基地の跡地利用として現職の宜野湾市長サイドの選挙チラシで「ディズニーリゾート誘致を実現します。」がトップでした。市民の間から「話くゎっち~」(沖縄の方言で「話だけ」の意味)など疑問の声があがっていました。USJに続いてディズニーリゾートも話が飛んでしまうと沖縄振興はとんでもない事になります。
☆中国、輸入20%減の異常 経済指標の「発表」自体が“最悪の輸出品” (2ページです)
中国への輸出国が本当の数字を出せば中国政府も捏造のインチキ数字を出せないのがが道理です。しかし中国経済は大変な事になっているようです。これは近い時期に誰かが責任を負わされて失脚となりますね。やはり政権No.2の李総理でしょうかね!
☆中国人民元は「通貨アタック」に耐えられるか?~加速する投機筋の不穏な動き (6ページです)
現在は引退をしているジョージ・ソロス氏が動き始めている様です。ソロス氏は1992年9月にイギリスポンドに大量の売り浴びせを仕掛け、「イングランド銀行を潰した男」(The Man Who Broke the Bank of England)と言われ、巨額の利益を得たとされる「ヘッジファンドの帝王」です。影響力は非常に高い人物です。
☆世界経済大変動もアベノミクス推進は不変 デフレ脱却に向かって前進 (2ページです)
自民党政調会長の稲田朋美代議士です。こいつは本当に中身のない馬鹿ですね!!
☆また閣僚不祥事か 林経産相に「税金320万円」ネコババ疑惑 (2ページです)
こう次々と問題が出てきては解散が早まりますね。ご破算にしないと政権が持たないでしょう。完全に政権末期の状態になってきています。
☆今日のニュース The Guardianが取り上げた日本の「三人のニュースキャスター 追放」の話題。 日本のファシズムのついている。
The Guardianとは日本ではガーディアン紙と呼ばれるイギリスの大手新聞社です。
☆米空母、東アジアで2隻展開も 南シナ海地対空ミサイル配備の中国封じ込め (2ページです)
アメリカは約束を守らない事には非常に神経質になる国です。一方の中国は誤魔化せば通用すると思い込んでいるのです。どうせオバマ政権はあと10か月以内に次の政権へ移行するので新政権も半年は新しい行動には移せないので今がチャンスと見ているのでしょう。完全にアメリカの足元を見ているのです。アメリカは日本へ自衛隊の南シナ海への海外派兵を求めてくるでしょう。そして資金の分担も当然求めてくるでしょう。日本は平和憲法があるので、歴代の総理大臣は巧妙にアメリカの要請を退けていました。平和憲法がある限り日本は戦争に巻き込まれないで済んだのです。しかし安倍の愚かな憲法違反の閣議決定で、戦後の歴代政権が苦しみながら日本の国益を守り続けてきたの事を全てご破算にしてしまったのです。政権交代させて閣議決定で安倍政権の行った違憲の閣議決定を覆さないといけません。
明月院は鎌倉幕府第5代執権北条時頼が別邸に持仏堂を建て最明寺と名付けましたが、廃寺となった後に第8代執権北条時宗が南宋からの渡来僧の蘭溪道隆(らんけいどうりゅう)を招聘して開山して禅興寺と名付けました。この禅興寺の塔頭の一つが明月院です。明治になり禅興寺は廃寺となり明月院だけが残されました。
鎌倉時時代は多くの南宋の臨済宗の僧侶が元を嫌って日本に亡命してきました。当時は日本と南宋・高麗の三国間貿易が盛んでした。遣唐使が廃止されてから平安時代末期は平清盛らによる日宋貿易が盛んに行われ、平清盛は博多に日本で最初の人工港を築き瀬戸内海貿易路を掌握しました。それまで宋船は博多止まりでしたが大輪田泊(現在の神戸港の西側)を整備して宋船が直接瀬戸内海を抜けて大輪田泊まで入るようにしました。厳島神社は瀬戸内海航路の安全を守る拠点として平家一族の後援により繁栄しました。日宋貿易は平家を経済的に支え京都の藤原氏を凌ぐほどの力を持つようになりました。鎌倉時代になり北条氏は博多に大宰府に代わり鎮西奉行を置き日宋(南宋)貿易の拠点としました。宋からは宋銭・絵画・文具・陶磁器・絹織物・書籍・経典等が輸入され、高麗からは朝鮮人参などが輸入されました。日本からは砂金・硫黄・銅・日本刀等が輸出されました。
特に宋銭は日本の貨幣経済にとって最重要な輸入品でした。日本は708年の和同開珎以降、約250年間に12種類の貨幣が造られました。朝廷が発行した貨幣という意味で、これらは「皇朝(こうちょう)十二銭」と呼ばれています。その後10世紀末には日本の貨幣の鋳造は無くなり、それ以来600年間は日本の朝廷の発行する貨幣は作られませんでした。10世紀末からほぼ200年に渡り貨幣による経済ではなく米や絹などの物品が貨幣の代わりをするようになりました。しかし商品の決済に大きく重く不便なために、代わって中国の銭が輸入され用いられる事になりました。中国の銭は大型船の船のバラストとして船底に積み上げて長期航海の船を安定させる効用もありました。多くの中国の銭が船底に積まれて日本にもたらされたと言われています。室町時代になると、渡来銭を真似た私鋳銭の鐚銭(びたせん)が大量に造られましたが品質が悪く信用度は大変落ちました。
宋船は航海に割合安全な朝鮮半島西海岸を経由して日本へ来航しました。当然日本船も行き来していたと思います。また宋船は若狭国や越前国にも沢山来航してきていました。当初は博多へ回送するように指示をしていましたが、結局ウヤムヤになり若狭や越後も日宋貿易や高麗貿易の隠れた拠点となりました。瀬戸内海を通るよりも若狭あたりへ着く方が宋船にとって瀬戸内の海賊への通行料を払う事もなく航海の時間も短縮でき便利でした。日本の若狭の輸入業者である商人にとっても若狭から京都まで陸路(鯖街道)を使えば簡単でした。
新古今集から小侍従(こじじゅう)のうた
待つ宵の ふけゆく鐘の 声きけば
あかぬ別れの 鳥はものかは
(意)恋人を待つ宵の更けゆくことを知らせる鐘の音を聞けば、嫌々別れなければならない朝を告げる鳥の声も物の数に入るだろうか。この鐘の音の辛さに比べれば。
この和歌が非常に有名な歌で「待宵の小侍従」との異名が生まれた女流歌人です。男性の訪れを待つ女の身で聞く、夜更けの鐘の音の方が遥かに辛いものだと詠っているのです。今夜は来てくれないかも知れないと思う心の辛さを詠ったのでしょう。


















P.S.
☆住宅ローン、「低金利の今こそ買い」は危険!契約時には金利未確定、支払い額激増も (3ページです)
3年後は金利がどうなっているかは神のみぞ知るでしょう。上がっている可能性が高いです。それも一気に上がっているかもしれません。3年間も低金利が続くとは常識では想像できません。そもそもこれからマンションなどを取得しようとする人たちは信用力が低い人が多いでしょう。信用力の高い人たちはもうすでに取得してローンの返済中です。
☆公文書残さず衝撃 英NGO上級法律顧問・デイビッド・バニサー氏
集団的自衛権の行使に関して公文書が全く残されていないことは異常です。通常官僚というものは中央も地方も必ず記録は残すものです。それをわざわざ残さないと言う事は何か思うことがあての事なのでしょう。残せないと言う事は何かがあったと言う事なのでしょう。特定秘密保護法も集団的自衛権行使もいずれも国家の基本にかかわることで非常に重大な事なのです。戦前の日本へ戻そうとする勢力の圧力があったのでしょう。権力者の命令で国民は一糸乱れぬ動きをさせられるのでしょう。批判も許さず意見も言えない時代に戻そうとする人たちが政権のトップなのです。
☆厚労省なのに、勝手に延長 非正規の労基署相談員 「まるでブラック企業」
厚生労働省も環境省も他の官庁とは違って国民を守るために作られた官庁です。厚生労働種はいったい何なのでしょうか?環境省の丸山大臣のように安部へ胡麻をスルことしか知らないのであんなフザケタ発言をしているのでしょう。何のために厚生労働省と環境省が出来たのか基本から学び直すべきです。
☆朴大統領の「恨」と「憤怒」で国防・外交路線を瞬時に変える“危うさ” (2ページです)
中国は北朝鮮をエサにして韓国の朴大統領を操ろうとしたのでしょう。朴大統領が中国に大きく寄って行った原因は中国側の巧妙な政府以外のマスコミを使った操作があったのです。中国は韓国による朝鮮半島の統一を何となく匂わしたのです。そんな事は有り得ないのですが、愚かにも朴大統領派は中国の簡単な騙しに乗ってしまった形跡があるのです。朴大統領は考え方がくるくると変わるので信用できません。日本も上手に付き合わないと火傷を負います。
☆USJ、沖縄新パーク撤回も検討 採算に慎重姿勢
まだ正式には撤回とは決まってはいないようですが、これは日本政府に騙されたと沖縄は怒るでしょう。昨年8月の沖縄タイムスの記事です。是非読んでみてください!
☆USJによる沖縄のテーマパーク構想は成功するか? (4ページです)
宜野湾市の普天間基地の跡地利用として現職の宜野湾市長サイドの選挙チラシで「ディズニーリゾート誘致を実現します。」がトップでした。市民の間から「話くゎっち~」(沖縄の方言で「話だけ」の意味)など疑問の声があがっていました。USJに続いてディズニーリゾートも話が飛んでしまうと沖縄振興はとんでもない事になります。
☆中国、輸入20%減の異常 経済指標の「発表」自体が“最悪の輸出品” (2ページです)
中国への輸出国が本当の数字を出せば中国政府も捏造のインチキ数字を出せないのがが道理です。しかし中国経済は大変な事になっているようです。これは近い時期に誰かが責任を負わされて失脚となりますね。やはり政権No.2の李総理でしょうかね!
☆中国人民元は「通貨アタック」に耐えられるか?~加速する投機筋の不穏な動き (6ページです)
現在は引退をしているジョージ・ソロス氏が動き始めている様です。ソロス氏は1992年9月にイギリスポンドに大量の売り浴びせを仕掛け、「イングランド銀行を潰した男」(The Man Who Broke the Bank of England)と言われ、巨額の利益を得たとされる「ヘッジファンドの帝王」です。影響力は非常に高い人物です。
☆世界経済大変動もアベノミクス推進は不変 デフレ脱却に向かって前進 (2ページです)
自民党政調会長の稲田朋美代議士です。こいつは本当に中身のない馬鹿ですね!!
☆また閣僚不祥事か 林経産相に「税金320万円」ネコババ疑惑 (2ページです)
こう次々と問題が出てきては解散が早まりますね。ご破算にしないと政権が持たないでしょう。完全に政権末期の状態になってきています。
☆今日のニュース The Guardianが取り上げた日本の「三人のニュースキャスター 追放」の話題。 日本のファシズムのついている。
The Guardianとは日本ではガーディアン紙と呼ばれるイギリスの大手新聞社です。
☆米空母、東アジアで2隻展開も 南シナ海地対空ミサイル配備の中国封じ込め (2ページです)
アメリカは約束を守らない事には非常に神経質になる国です。一方の中国は誤魔化せば通用すると思い込んでいるのです。どうせオバマ政権はあと10か月以内に次の政権へ移行するので新政権も半年は新しい行動には移せないので今がチャンスと見ているのでしょう。完全にアメリカの足元を見ているのです。アメリカは日本へ自衛隊の南シナ海への海外派兵を求めてくるでしょう。そして資金の分担も当然求めてくるでしょう。日本は平和憲法があるので、歴代の総理大臣は巧妙にアメリカの要請を退けていました。平和憲法がある限り日本は戦争に巻き込まれないで済んだのです。しかし安倍の愚かな憲法違反の閣議決定で、戦後の歴代政権が苦しみながら日本の国益を守り続けてきたの事を全てご破算にしてしまったのです。政権交代させて閣議決定で安倍政権の行った違憲の閣議決定を覆さないといけません。
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by shata3438
| 2016-02-19 07:46
| 写真と政治経済
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