2019年 06月 01日
さいたま市 総持院の牡丹1 |
4月28日のさいたま市の総持院の牡丹です。カメラはニコンZ-6と24-120mm&70-300mmです。
「花」と言えば私たち日本人は、まず桜の花を思い浮かべます。蕾が開きそして満開となり、やがて微風に散り始める桜に一喜一憂する気持ちは日本人でしか感じられない感性かも知れません。しかし中国では「花」と言う時は百花の王である牡丹である事が多いのです。他にも桃の花や海棠の花を指す時もあります。牡丹の花が中国の漢詩に登場するのは、隋・唐以降の事だと言われています。本来は薬の原料でした。牡丹皮(ボタンピ)と呼ばれ牡丹の根の皮を乾燥させたものです。隋の時代から花を愛でるようになりました。
西宮春怨(せいきゅうしゅんえん) 王昌齢(おう しょうれい)
西宮夜静百花香 西宮(せいきゅう)夜静かにして百花香(かんば)し
欲捲珠簾春恨長 珠簾(しゅれん)を捲(ま)かんと欲して春恨長し
斜抱雲和深見月 斜めに雲和(うんか)を抱(いだ)いて深く月を見れば
朦朧樹色隠昭陽 朦朧たる樹色(じゅしょく)昭陽(しょうよう)を隠す
(意)
長信宮の夜は静かで、花々の香りがただよう
簾を捲こうとするが、春の歎きは深くて重い
琵琶を斜めに抱えて、遠くの月を眺めると
朧にみえる樹々の影、昭陽殿は見る由もない
題の「西宮」は漢の長信宮の別名で、成帝の寵妃であった班嫜妤(はんしょうよ)が住んでいました。詩の前半では帝の寵愛を趙飛燕(ちょうひえん)と趙昭儀(ちょうしょうぎ)姉妹に奪われた班嫜妤の歎きを詠います。後半の「雲和」は山の名で、その山の木で作った琵琶は名器とされていました。気を紛らそうとして琵琶を抱えてみますが、気になるのは未央宮の「昭陽殿」です。そこには趙姉妹が住んでいて、今夜も成帝のお成りがある様ですが、樹々に隠れて宮殿を見ることはできません。百花とは牡丹とも桃の花だとも言われています。唐の時代の詩人が百花を詠ったのです。王昌齢は牡丹の花を想像して詠ったのだと思います。王昌齢は中唐の詩人です。安禄山の乱の時に勝手に官を辞して故郷に帰りましたが、刺史(長官)の閭丘暁(りょきゅうぎょう)に殺されてしまいました。
























P.S.
☆「世界最大の保有国」中国は米国債を売却するか? 対米報復の現実度 (2ページです)
以前ですが中国が世界で第1位のアメリカ国債保有国からアメリカの財務省と話し合ってアメリカ国債を売却したことがあります。その時は日本などが中国が手放したアメリカ国債を買わされて日本が久しぶりに世界第1位のアメリカ国債保有国になった時期でした。中国が売却をするとしても買い手を先に探さなければなりません。当然アメリカ政府は不同意でしょうし、対抗上アメリカ政府が保有している中国国債を売却をすると本格的な経済戦争になります。そんな事は誰も好まないでしょうし、日本も中国の手放したアメリカ国債をトランプから買えと命じられても買いきれないでしょう。もし中国がアメリカ国債を売ればブーメラン現象で中国が痛みます。本格的な戦争になれば体力に勝るアメリカが勝利をして一党独裁の中国共産党政権は倒されるでしょう。中国にはもっと上手な戦術は幾らでもあります。無理はしないでしょう。いまは黙ってトランプが再選できないように手を尽くすと言う事になります。とりあえず中国はトランプの大票田の農産と畜産地帯を攻めるでしょう。
メキシコも5%関税が今月10日から始まります。段階的に25%まで引き上げるとトランプは予告をしています。メキシコ国境からアメリカへの不法移民を取り締まれと言うことですが、オバマ大統領がアメリカに入ってくる難民や移民を抑え込むために中南米諸国へ資金援助をしてきたのです。それをトランプの馬鹿はオバマの政策の全否定に走り、中南米への資金援助を止めてしまったのです。そのために中南米諸国は治安が維持できなくなり、結果としてマフィアの勢力が大きくなり国民が難民となってアメリカに押し寄せているのです。トランプという男は物事の理屈が理解できない人物なのです!もしメキシコの関税を25%にしたら対中貿易戦争の前にメキシコが大混乱になりアメリカにとっても大きなダメージとなります。脅せば言うことを聞くとの考えで、全く何も分かっていないのがトランプなのです。
私の親しい友人の一人が先週まで熱烈な安倍支持者でした。唯一彼だけが安倍を支持をしていたのですがトランプの訪日後に宗旨を変えました。安倍に我慢がならないと言い出したのです。理由は国を売るつもりの安倍を許す事が出来ないと言う事でした。これで数か月前にやはり友人の一人が安倍の支持者でしたが、彼も既に安倍を批判を始めています。理由は安倍の言っている事が嘘ばかりだと言う事です。まさにヤルヤル詐欺師だと!また皇室の政治利用が対応が許せないとも。今頃気が付いたのかと皆に言われていました。これで私の周りは全員が安倍は売国奴だと意見が一致です。本当に一刻も早く安倍を引きずり下ろさないと日本が大変な事になります。
年金基金には現金はほとんど残っていないでしょう。しかし毎月年金基金へ国民からお金が振り込まれてくるので資金繰りが出来ているだけです。全てが安倍のために株が上がれば日本の景気は回復すると馬鹿な考え方をしてきたためです。非常に少ない安倍に媚びない経済評論家や専門家は危険だと警鐘を鳴らしてきました。いま日本の年金制度は最悪な状況になっているのです。年金支給金額の大幅減額と支給年齢の大幅上げは避けられないでしょう。全て原因は愚かな安倍にあります!
☆日本は韓国議員団との面談拒否、水面下の交渉も行き詰まる韓日関係 (3ページです)
あまりにも気持ちよく反日を煽り立ててきた文政権とそれに乗せられてきた韓国の政治なのでしょう。いまさら気が付いても遅いのですが、簡単には日本側の心は溶けないでしょう。凍り付いてしまっています。日本にとっては韓国は大切な国だと思います。しかし韓国と言うより文政権は完全に日本を読み違えたのです。一気に反日攻勢を掛けてきたのです。どこかで関係改善をしなければならないのですが、韓国側の行き過ぎた反日攻勢が非常にタイミングを難しくしてしまいました。しばらくはこのままの関係が続くでしょう。少なくとも文大統領では関係修復は難しいでしょう。それまでに重大な出来事が韓国の経済で起きなければ良いのですが。その時は韓国による自力更生は難しいでしょう。再びIMFの管理下に置かれることにになるでしょう。2022年5月9日の文大統領の任期切れで次の政権になって話し合いが始まるのでしょう。その前に文政権が倒れるか韓国経済が崩壊をするかでしょう。本当に文大統領は何も分かっていない社会主義者の書生論者なのです。
日本は熱しやすく冷め易いのですが、お隣韓国は熱しやすく冷めにくいのです。別な言い方をすれば日本は直ぐに忘れるのですが韓国は永遠に忘れないのです。何度でもぶり返す様に繰り返して恨むのです。元は同じ民族でなんでこんなにも違ってしまったのでしょうか?
☆151年前の冤罪事件、小栗上野介・終焉の地訪問記 (3ページです)
以前から小栗上野介の事は何度もブログに取り上げています。私が幕末の日本で一番尊敬する偉人です。彼無くして明治の日本は存在できなかったでしょう。それほどの偉人だったのです。彼が殺されていなければ明治の日本は全く違ったものになっていたと思います。三菱の岩崎弥太郎は土佐藩士で後藤象二郎がバックで明治政府の後押しがありました。三井は江戸時代から続く近江の大商人でした。小栗上野介の推薦で元小栗家の中間だった三野村利左エ門を番頭として迎え入れた事から運が付いてきたのです。明治維新の前から勘定奉行だった小栗上野介のアドバイスで幕府と勤王党の両方にお金を貸し付けた事で明治維新の大混乱の中で生き残れました。
同感です。
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by shata3438
| 2019-06-01 08:00
| 写真と政治経済
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