2月7日の新宿御苑です。2月5日の雪がまだ残っていました。カメラはニコンZ7ⅡとZ24-200mm&70-300mmです。
万葉集から大伴旅人のうた
我が岡に 盛りに咲ける 梅の花
残れる雪を まがへつるかも
(意)私の住む岡に、真っ盛りに咲いている梅の花と思ったら、消え残った雪を見間違えてしまったのだ
大伴旅人が大宰帥として大宰府の屋敷で詠んだ歌です。この歌の一つ前には・・・
沫雪(あわゆき)の ほどろほどろに 降りしけば
奈良の都し 思ほゆるかも
(意)泡雪がまばらに降り積もると、奈良の都が偲ばれることだ
大伴旅人が大宰帥として九州に赴任をさせられたのは理由があったのでしょう。大伴氏はもともと武人の家系で天皇に近侍をする親衛隊のような一族だったのです。新興の藤原氏に対抗できる有力氏族だったのです。そして天智天皇の長男で壬申の乱の大将軍で後に太政大臣となった高市皇子の直系の子供だった長屋王の側近でもあったのです。時の天皇の聖武天皇は自身の子供に天皇位を継がせたいと考えていたのです。当時は天皇になるルールが定まっていなくて、有力者の後押し次第と言う一面もあり、当時の朝廷を主導をしていた長屋王の正妻の吉備内親王(草壁皇子と元明天皇の次女)とその子供の3人に正当な皇位継承の権利があったのです。聖武天皇は不安に思っていたのでしょう。そこに付け込んだのが藤原鎌足の子供の藤原不比等の子供達の藤原4兄弟のうちの3兄弟だったのです。聖武天皇と藤原3兄弟は長屋王と吉備内親王とその子供3人を殺す事を謀って、長屋王に反乱の罪(長屋王の変)を着せて長屋王と吉備内内親王と子供3人を自決に追い込んだのです。この時に大伴旅人が都に居ては邪魔になるとして、事前に大宰帥に飛ばしたのです。
長屋王の変の時に藤原4兄弟のうち藤原北家の藤原房前は長屋王と協力関係にあり、外(朝廷の除く内政と外交)は左大臣の長屋王が、内(朝廷や皇族)は内臣(後の内大臣)として藤原房前のセットで政権が動いていたのです。他の藤原3兄弟とは距離があったのです。変後の論功行賞では3兄弟は多くの恩賞を得ましたが、藤原房前は何も得ていないのです。藤原4兄弟とは南家の武智麻呂 (むちまろ) ・北家の房前 (ふささき) ・京家の麻呂(まろ)・式家の宇合 (うまかい) の4家ですが、平城上皇の起こした薬子の変で藤原三家は平城上皇側に付いたことで没落をして、勝利をした嵯峨天皇の側近だった藤原冬嗣(ふゆつぐ)の北家のみが栄え、のちの摂関家として栄え昭和まで続いたのです。
長屋王の変後に頼るべき人を失った大伴旅人は長屋王の盟友だった藤原房前に手紙を添えて一面の対馬の桐の木で作られた琴を部下だった同族の大伴百代が都に行く時に持たせたのです。その時の手紙に書かれていた歌です・・・
いかにあらむ 日の時にかも 声知らむ
人の膝の上(へ) 我が枕かむ 大伴旅人
(意)いつになったら、この声を聞き分けてくれる方の膝の上を私は枕にすることができるのでしょうか
それへの答えの歌は・・・
言問はぬ 木にはありとも 美(うるは)しき
君が手(た)馴れの 琴にしあるべし 藤原房前
(意)琴の娘子よ、あなたは物言わぬ木ではあるけれども、立派なお方がいつもそばに置く琴になることができるでしょう
大伴旅人は盟友の長屋王が自決に追い込まれたことから、自身は一生大宰府から都に帰れないと察したのです。そして唯一の救いとして長屋王の盟友だった藤原房前を頼ったのです。偶然に都で大納言に空席が出来たために中納言だった大伴旅人は大納言となれて都に帰る事が出来たのです。当然に大納言就任には藤原房前の援助があったのでしょう。
不気味な地震です!東京湾とも言える場所です。21日の茨城県南部の大きな地震もありました。日本中至る所に活断層が走っているのです。地震が起きて分かる活断層が多いのです。心配なのは原発だけではなく医療機関や研究機関にある放射性物質です。
世界的に地殻変動が続いていて、日本は色々な大きな地殻が集まっている場所なのです。同じような場所はアイスランドで最近は噴火が続いているのです。能登半島ではまだ大きな地震の恐れがあると言われています。志賀原発の直下の断層が心配です。今回は動かなかったのですが、次の地震で原子炉に被害が出る可能性もあるのです。動かないと言われて断層が実は活断層と言う事もあるのです。そもそも断層はすべて活断層であると言う事なのでしょうか?
《麻疹の感染力は極めて強い。免疫を持たない集団では、1人が平均12~18人にうつすとされる。空気中に浮遊する粒子を吸う感染もあり、マスクや手洗いだけで予防できない。有効な対策は2回のワクチン接種》《厚労省は21日、患者の増加でワクチンの需要が高まる可能性があるとみて、卸売業者に対し、定期接種を確実に進めるため、小児科などに優先してワクチンを供給することを要請した》
幕尻の前頭17枚目で初入幕での優勝は110年ぶりとのこと。凄かったです。尊富士(たけるふじ)は昨日の相撲で右足の靭帯を痛めて救急車で運ばれて、今日は豪ノ山を破っての優勝です。とんでもない関取が現れました。十両での相撲も堂々たるもので、土俵際での一気の攻めには、友人たちの間では将来の横綱候補と十両時代から話題になっていました。相撲評論家等ではあまり注目をされない力士でした。大の里や豪ノ山など若手の躍進が凄いです。日本人横綱も久しぶりで見られるかもしれません。とにかく尊富士は以前は優勝候補の下馬評にも挙がってい無かったのです。尊富士の相撲の特徴は土俵際での圧倒的な寄りです。来場所は研究をされてしまうでしょうが、来場所後に三役にでもなれるでしょう。大の里は入幕三場所目の来場所での新三役となるでしょう。来場所での大銀杏はまだ髪が生えそろわないでしょう。しかし言い換えれば三役の力士がだらしなさ過ぎるのでしょう。やはりケガが多い事も原因でしょう。昔は八百長相撲が多く、ケガをしないようにお互いにしていましたが、八角理事長になり八百長は出来なくなって、本気を出しての相撲が増えた事で大きなケガをする力士が出てきたのでしょう。やはり相撲でケガをした力士には公傷として休ませる必要があるのでしょう。そうすると取り組みが成り立たなくなる可能性もあります。土俵の高さをもっと低くする必要があるのでしょう。だいたい土俵から落下をする時に痛める力士が多いのです。
《子育て支援は確かにすごく大事なことだと思うが、支払うということと、負担するということと、それから、受益するということでは必ずしも一致はしていないわけだから、これを仮に社会保険をこういう裁量的経費に使っていくっていうことになると、新しい「うちでのこづち」になりかねないわけで、そういう意味で、本来であれば、こういう裁量的経費というのは正々堂々と必要性を訴えて、税で対応すべきではないかと思う》やはり早急に社会保障制度改革を行うべき時なのでしょう。
日本では歴代の総理はアメリカ詣をしないと政権の維持が出来ないと言う悪癖があるのです。朝鮮の高麗王朝は1022年以来中国に隷属する国家として王権の変動には中国の王朝の認可が必要とされてきました。次の王朝である李氏朝鮮も500年に渡り、前王朝の高麗と同じ事が繰り返されてきたのです、両王朝で通算900年近くもの政権交代をした時には中国の王朝の認可を貰わないと政権の維持が出来なかった事を思い起こします。
今後の中国がどうなるかは誰も分からないでしょう。一つだけはっきりしている事は習近平の失敗と言いう事で、完全独裁となっている今は、軍事クーデターか、国民の一斉蜂起しか無いでしょうが、解放軍と治安警察と公安警察を習近平が握っている限り習近平を倒す事は難しいでしょう。それよりも苦し紛れに対外戦争に一か八か出てくる可能性の方が高いでしょう。狙いは台湾でしょうが、台湾へ軍事侵攻をするだけの力がまだ中国の人民解放軍には無いでしょう。インドは長年の国境紛争を解決させるために中国の台湾侵攻を待っているでしょう。インド軍は最近中国との国境線の兵力を大幅に増やし、ロシア製の武器からEUやアメリカ製の武器に替えようとしています。ウクライナ戦争でロシア製の武器の問題点が多く出て来ているのです。中国製の武器はロシアの真似とアメリカから軍事機密を盗んでコピーをしたものが多いのです。コピーはあくまでも真似をしているだけなのです。人民解放軍のロケット部隊は昨年の台湾沖の大演習でミサイルを撃ったのですが、目標を大きく逸れたミサイルが多く出て、大きく逸れたミサイルは日本のEEZ(排他的経済水域)内まで飛んでしまったミサイルもでたのです。わざと日本のEEZ内に飛ばしたのではないのです。インドは最近はロシア産原油の輸入を減らしていると言われています。現実に減っている事は確かなのです。理由はよく分かりませんが、アメリカからの要請の裏に武器取引の密約があるのかも知れません。ロシアにとってはインドと中国がロシア産の原油と天然ガスの最大の輸出先で外貨の獲得元なのです。安いロシア産の原油と天然ガスの輸入が減るのは経済状況の悪化の裏打ちでもあるのです。中国は経済の減速で原油と天然ガスの需要が減っているはずです。インドはまだ経済の減速は見られませんが今後は分かりません。
EV車の欠点は以前から言われていましたが、最近の異常気象などからEV車の欠陥が次々と明らかになってきたのです。EV車の電池は中国産が多いのです。
中産階級からそのまた上の中国人達が生活防衛に追われていて、贅沢をする余裕が無くなってきていて買い控えをしているのでしょう。中国経済が急減速を始めている証拠でもあるのです。いくら習近平政権が笛を吹いて太鼓を叩いても踊る人がいなくなっているのです。習近平の信用が落ち始めていると言う事です。習近平としては今後は幾らでもいる悪徳官僚を征伐する事で国民の信頼を勝ち取るぐらいしか出来ないでしょう。とても経済を一気に回復させることは不可能でしょう。そして一番恐ろしい事は愛国心を煽る事で対外戦争に出て来る事です。
時差の関係がありますが今日がトランプファミリーの保証金の提出日です。今日を超えれば裁判所は差し押さえに行く事になります。今後の大きな裁判が何件か続いているのです。いずれもトランプが不利な裁判なのです。トランプの破産に近づくと言う事になります。すでにトランプの財産はすべて洗われているでしょうから、好採算の不動産からの差し押さえとなるでしょう。